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【ついに借金20】最下位低迷の立浪・中日に限界の声 絶望の竜を復活できる意外な「次期監督候補」

明るい話題が少ない立浪中日(時事通信フォト)

明るい話題が少ない立浪中日(時事通信フォト)

 最下位に低迷する中日・立浪和義監督への批判が高まっている。最近10試合2勝8敗と大きく負け越し、借金は今季ワーストを更新して20に(7月30日試合終了時点、以下同)。リーグ優勝どころかCS進出も極めて厳しい状況に追い込まれている。

「立浪監督は今年が3年契約の2年目ですが、2年連続最下位になれば責任問題は避けられないでしょう。岡林勇希、高橋宏斗など若い力が出てきていますが、野球の質が上がっていません。このまま来季を託しても勝てるチームに変貌するとは思えない。契約途中の解任となると、違約金を払わなければいけないなど内情があるかもしれませんが、本気でチームの立て直しを図るなら、球団フロントが来季に向けて次期監督を考えなければいけないと思います」(スポーツ紙デスク)

 立浪監督は就任以来、低迷しているチームを変えようとドラスティックな改革を断行してきた。昨オフには阿部寿樹(現楽天)、京田陽太(現DeNA)をトレードで放出。阿部は二塁のレギュラーでクリーンアップを担っていたので驚きの声が上がった。トレードなど戦力の大きなテコ入れで、フロント、現場がチームを変革する意志は伝わってくる。現役ドラフトでDeNAから獲得した細川成也が和製大砲としてブレークし、今年のシーズン途中に日本ハムからトレードで加入した宇佐見真吾も活躍。村松開人、福永裕基らルーキーを積極的に起用している。

 だが、チーム状態は上向かない。地元・名古屋のテレビ局関係者は低迷の原因をこう分析した上で、次期監督に言及した。

「NPBでコーチ経験がない立浪監督にチーム再建を託すのは荷が重かった。若手を起用してチームを変えたい気持ちは分かりますが、中堅やベテランの力も必要です。指導者として勝つ術を知らず作戦面の引き出しが少ないので、今の結果は当然に思えます。山本昌、岩瀬仁紀、福留孝介ら球団OBが次期監督の候補に挙がりますが、いずれもNPBでシーズンを通じての指導者経験がないので現状を変えられるとは思いません。個人的には矢野燿大前監督が適任だと思います。バンテリンドームと同じ広い甲子園を本拠地に持つ阪神で監督を務め、選手たちの信頼が厚く育成能力が高かった。『勝てる監督』となると疑問符が付きますが、チームの土台を作る上で託せる人材だと思います」

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