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《レギュラー番組全降板から3年》板東英二(83)の個人事務所を親族が閉鎖していた「事実上の芸能活動引退」

2018年、甲子園で始球式を行った板東英二(時事通信フォト)

2018年、甲子園で始球式を行った板東英二(時事通信フォト)

 12年ぶり24回目の甲子園出場を果たした徳島商業高校(徳島県)。1958年、同校の大会通算83奪三振の記録は現在も破られていない偉業だ。その記録を保持するのは、OBで元中日ドラゴンズの投手として活躍した板東英二(83)だった。

 だが、母校の甲子園出場が決まっても、板東からの激励コメントはどこからも聞こえてこない。NEWSポストセブンが取材を進めると、既に板東の個人事務所が閉鎖されていたことがわかった。取材班は83歳となった板東の行方を追った──。

 現役生活11年間でプロ通算77勝をあげて1969年に引退した板東は、歯に衣着せぬ発言が人気となり、解説者の傍らタレント活動をスタートさせた。

「1985年に放送されたドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)では、俳優として中山美穂さんの父親役を演じました。タレントとしても『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)や『世界ふしぎ発見!』(TBS系)にレギュラー出演するなど、元プロ野球選手とは思えぬ活躍ぶりでした」(テレビ局関係者)

 しかし、順風満帆に見えた板東のタレント活動も、ある騒動をきっかけに一変する。

「2012年に板東さんの個人事務所『オフィスメイ・ワーク』が名古屋国税局の税務調査で、7年間で約7500万円の申告漏れが発覚しました。当時の記者会見では『カツラが経費として落ちると思っていた』などと釈明し、申告漏れの一部を植毛に充てていたことも説明しています。ご本人は修正申告を行い、追徴税の支払いを済ませましたが、この脱税騒動の余波は大きく、レギュラー出演していた番組を降板しました」(同前)

 約1年間の休業を余儀なくされた板東。復帰後は関西、中部圏でラジオ番組を中心に活動。近年はバラエティー番組でその姿を少し見かける程度だった。

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