9月上旬、菅野はプロ野球の球団が運営する少年野球チームの練習場に姿を見せた。
「荷物をママチャリのかごいっぱいに載せて、ハンドルにはヘルメットを2つぶら下げていました。無地のつなぎスタイルで、足元はスニーカーとラフな服装でした」(居合わせた人)
練習に励む長男に声援を送っていた菅野は、しばらくすると“仕事モード”に。
「グラウンド脇の建物に入るとドラマの台本を熱心に読んでいました。短い時間でもムダにせず、母親から女優へとパッと切り替えができる姿に驚きました」(前出・居合わせた人)
どんなに多忙でも子供の習い事に熱心に取り組むのは、教育に対して確固たる信念があるからだという。
「子供たちへの教育に時間とお金を出し惜しみしないのは、親として子供の選択肢と可能性を少しでも広げてあげたいから。実際、菅野さんがお金をかけているのは子供への教育面のみ。子供たちへはもちろん、本人もブランドものなどは控えて生活していますよ。
菅野さんはもともと倹約家で海外旅行はエコノミー、投資などには手を出さず、コツコツ貯蓄するタイプ。芸能界で仕事をしていても、堅実で地に足のついた生活を送りたいという思考です」(前出・芸能関係者)
そういった感覚を菅野が持ち続けているのは、俳優業を誇りに思いつつ、常に危機感があるからだという。
「俳優業は浮き沈みのある仕事。いつ仕事がなくなるかわからないのがこの業界です。CM契約がいつ打ち切りになるかわからないし、次のドラマや映画のオファーが必ず来るとは限らない。菅野さんはこれだけ引っ張りだこでも、そのことを常に意識しているんです」(別の芸能関係者)
芸能人だろうが一般人だろうが、子を思う親の気持ちに違いはない。
「子供たちが将来、どんな職業に憧れを持つかはいまはまだわかりませんが、たとえば医者や弁護士といった“狭き門”とされる職業に就きたいと思ったときに、迷わずその道を選べる基盤を、菅野さんは親として整えてあげたいのでしょう」(前出・芸能関係者)
母は、ますます強くなっていく。
※女性セブン2023年9月21日号