その後、ユーチューバーに転身し、“バク転力士”として話題に。さらには『シコふんじゃった!』(Disney+)や『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix)など、相撲関連のドラマに出演し、『VIVANT』で大ブレーク。言葉を発しないので、日本語が話せないモンゴル出身の俳優だと勘違いしている視聴者のかたも少なくないようですが、1992年、兵庫県神戸市のお生まれで、せりふを話さないのは演技経験が極めて少ないからだということです。
その『サンクチュアリ~』に主演し、今春一気に“話題の人”となったのが一ノ瀬ワタルさん(38才)。ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)にも出ていましたよね。
幼い頃から格闘家を目指し、沖縄の真樹ジムオキナワでの内弟子を経て、タイに渡り、ムエタイのジムで2年間修業。格闘家だけでは食べられないので、アルバイトでエキストラをしていた現場でスカウトされ役者になったという、極めて珍しい経歴の持ち主です。
『サンクチュアリ~』の「猿桜」もヤンチャな役でしたが、プロフィールにある出演作品は、格闘シーンがあるものが大半(苦笑)。
強面ですが、『7.2新しい別の窓』(ABEMA)や『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)でのフリートークはとってもチャーミングで、すべての会話の語尾に「~すな」とつける口癖も超かわいかったです。
「猿桜」の役作りのために体重を増減させたり、ほかのキャストがクランクアップしているのに一ノ瀬サンだけが残ってトレーニングを続けたりすることもあったとか。『サンクチュアリ~』はきっと続編があると思われ、一ノ瀬サンがさらに人気者になることは間違いなさそうです。
表情や動作がチャーミングで女性に優しそう
逞しいオトコで役者ということで思い出すのは、先日、『踊る!さんま御殿‼』(日本テレビ系)に出てくれた、インドで活躍する力士俳優、元「東桜山」の田代良徳サン(47才)も同じ。
インドでCMや映画に出演する人気者で、9月22日公開予定の映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でキアヌ・リーブスさん(59才)と共演するため、キアヌさんや共演の真田広之サン(62才)と共にトレーニングをしていたそうです。『~御殿‼』では、キアヌさんとのツーショット画像も公開。一ノ瀬サン同様、国際派の俳優になりつつあります。
インドでのエピソードとして、インド映画はラブシーンが描けないので、代わりに踊りで愛を表現するのだとか。