ライフ

加藤茶の血圧が「200→130」に 妻・綾菜さんが栄養士と共同開発した作り置き「万能氷だし」レシピ

加藤茶の妻・綾菜さんが考案した「減塩レシピ」とは?

加藤茶の妻・綾菜さんが考案した「減塩レシピ」とは?

「薬を飲んでも、血圧がなかなか下がらない」──そう悩む人も多いだろう。“薬ありき”の治療では根本的な原因は解消されない。薬に頼らず自力で血圧を下げた人は何をしているのか──。

妻に隠れて“追い醤油”

「70代のはじめに200近くあった加トちゃんの血圧が、減塩レシピで正常値の130近くまで下がったんです」

 そう明るく話すのは加藤綾菜さん(35)。ザ・ドリフターズの加藤茶(80)の45歳年下の妻だ。

 綾菜さんは2011年に加藤と結婚。当時68歳の加藤が23歳の綾菜さんと再婚したことは大きなニュースとなり、「遺産目当てではないか」との心ない声も聞こえた。

 綾菜さんが結婚後、ジェネレーションギャップに驚かされたのが加藤の「食生活」だった。戦後の貧しい時代にカボチャやジャガイモを食べて飢えを凌いだ加藤は、芸能界でスターになると、幼少時代の反動から「俺は好きなものだけ食べる」と宣言し、ステーキやトンカツ、ラーメンやカレーなど味の濃いものばかり食べて、野菜を一切口にしなかった。

「栄養面が心配でしたが、新婚時代は加トちゃんから褒められたい一心で茶色い肉料理ばかり作り、それらをブログにアップしていたんです。するとファンの方から『脂っこいものばかり食べさせて殺す気か』『保険金目当てで毒を盛っている』などと壮絶なバッシングに遭った。一時は離婚を考えるほどのショックを受けました」(綾菜さん)

 夫婦に変化が訪れたのは結婚2年目だった。加藤が便秘に悩まされるようになり、血圧が200を超えて、パーキンソン症候群を発症。薬も20種類以上飲んでおり、医師からは「生きているのが不思議なくらいだ」と厳しい指摘を受けた。

 献身的なサポートもあり病は克服したものの、75歳の時に受けた人間ドックで腎機能低下が見つかり、ついに主治医から「減塩食」を厳命された。

 後期高齢者となった夫の健康を案じた綾菜さんは本格的な食生活の改善を決意。健康と医療をキーワードに街作りを行なう大阪府の研究開発拠点「健都」(北大阪健康医療都市)を訪れて、医師や管理栄養士など専門家の教えを請い、「減塩レシピ」作りにチャレンジした。

「最初は塩分を減らすことだけを考えたレシピになり、加トちゃんが『物足りない。おいしくない』と食べることを拒み、私に隠れてお醤油をかけることもありました。そこで健都を訪れて健康食の基礎を学び、栄養士で料理家の田村つぼみ先生の協力で、“本当においしくて、体にいい料理”のレシピを完成させた」(綾菜さん)

 綾菜さんのレシピは好き嫌いだらけだった夫の胃袋を掴み、現在80歳の加藤は「これはうまい」と妻の手料理を喜んで食べるように。血圧も130前後でキープし、今では「108歳まで元気に舞台に立ちたい」と夢を語るようになったという。

 ワガママだった加藤を健康にした「降圧めし」の秘訣はなにか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン