都心、大通りから1本入った店でゆったりと休日と散歩を楽しんでいた松嶋菜々子と反町隆史(2023年2月)
近年、夫婦の仕事面は順調そのものだった。松嶋は2011年の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)を皮切りに、ドラマや映画に多数出演。一方の反町も2015年から『相棒』(テレビ朝日系)の“4代目相棒”として、史上最長の7シーズンに出演するなど、それぞれに俳優として盤石なポジションを築いてきた。そんなふたりが、なぜいまになって方針転換したのだろうか。
「2人の娘さんは現在、ともに海外留学中で、帰ってくるのは年に2、3回だそうです。それまでは、“どちらかが仕事をしている期間は、もう一方は育児に専念する”という “代わりばんこルール”でしたが、子育てが一段落したいま、夫婦だけで過ごす時間が増え、よりお互いを支え合おうという気持ちが芽生えたようです」(別の芸能関係者)
たしかに、本誌『女性セブン』は今年2月の夕暮れ時、都心をブラ散歩するふたりを見かけた。人気のフレンチフライ(フライドポテト)専門店の窓際の席に向かい合ったふたりは、揚げたてのポテトを食べながら、1杯のドリンクに1本のストローを差し交互に飲んでいた。店を出て人気のない路地に入ると、反町はそっと松嶋の肩に手をまわして夫婦水入らずのひとときを楽しんでいた。まるで映画のワンシーンのようだった。
「お子さんの教育に関してのイニシアチブを握っていたのは松嶋さんです。もちろん、子育てのルールや仕事のスケジュールなどは夫婦で話し合って決めたことです。松嶋さんとしては、反町さんに対して、そうした子育てルールに長いことつきあわせてしまい、仕事をセーブさせていた面もある、という思いがあるようです。
『GTOリバイバル』に“冬月先生”が帰ってくれば、話題沸騰は間違いありませんから、松嶋さんとしてもいまこそ、“夫と一緒に!”という思いがあるのかもしれません」(前出・別の芸能関係者)
前作の出演者が複数登場
スペシャルドラマ特有の事情もある。
「連ドラに比べると全体の尺が圧倒的に短いので、生徒一人ひとりにキャラ付けをして、その上で物語を進めるのが難しいんです。そのため、今回のスペシャルドラマには、前作の出演者が複数登場して盛り上げに一役買うと聞いています」(前出・芸能関係者)
実は今回の『GTOリバイバル』出演は、反町側からアプローチして実現したという。
「反町さん自身も2人の子供を育てたことで、25年前と現代の高校生が抱える悩みや問題に改めて向き合う意義を感じたそうです。鬼塚のような教師がいたら、子供たちはもっと救われるんじゃないか、そんなメッセージを伝えられるのでは、というのが、今回出演を決めた大きな理由だそうです。
松嶋さんは『GTO』に限らず、反町さんのあらゆる仕事の応援をしています。彼が自分で出演を決めた理由も理解し、共感したからこそ、夫のために一肌脱ぐことを決意したのではないでしょうか」(前出・別の芸能関係者)
松嶋の出演について、『GTOリバイバル』を制作するカンテレに問い合わせたが「お問い合わせいただいた件に関して、現状お答えできる内容はございません」という回答だった。画面上で夫婦の姿は見られるか。
※女性セブン2023年10月12・19日号