プロモーションはやはり数を撃つ
──何か企画が立ち上がると、マーケティング、セールス、プロモーションとステップを踏みます。このプロモーションが何においても要になります。今回のインタビューも『くすぶり女とすん止め女』の宣伝として稼働していただいていますが、MEGUMIさんはプロモーションにおいて、何が一番大事だと思いますか?
MEGUMI:やっぱり“数”ではないですか? とにかく投げられるだけ、球を投げまくる。今、私、日々休みゼロの状態ですけど、それでも今日(取材日)は「とにかく取材を入れられるだけ、入れてください!」とお願いしています。出演者の皆さんにも稼働してほしいですしね。『カリスマ壱子』でダメだったプロモーション法と、そうでないものをきっちり分けて、また新しい宣伝にトライすることもしています。専門の方たちが、しっかり進めてくださっています。
──質よりも量、ということでしょうか。
MEGUMI:人は同じものを3回目にすると「流行っている」と思うらしいんです。それを聞いてから、ひとつでも多く露出することを目指しています。
──MEGUMIさん、その調子で働いていると、当然お休みは……?
MEGUMI:ほぼないですねえ……(しみじみ)。
──働き詰めでも大丈夫なタイプですか?
MEGUMI:全然、大丈夫じゃないです(笑)! でもやらないと終わらないですしね。休みのことを考え出すと悲しくなっちゃうから(笑)、なるべく考えないようにしてます。今を生きます!
(第3回に続く)
【プロフィール】
MEGUMI(めぐみ)/1981年生まれ、岡山県出身。2001年に芸能界デビュー後、バラエティ番組、グラビアを中心に活躍。近年では2020年『第62回ブルーリボン賞』で助演女優賞を受賞など、女優としての評価も高い。昨年プロデュースを手がけた『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』に引き続き『くすぶり女とすん止め女』(ともにテレビ東京ほか)が現在好評放送中。その他、石川県でカフェを経営するなどマルチに活動中。プライベートでは一児の母でもある。
ドラマチューズ!『くすぶり女とすん止め女』
毎週火曜 深夜24時30分〜 テレビ東京ほかにて放送、TVerにて配信中
49歳、専業主婦、二人の子供の母親である山本郁子(西田尚美)の人生はくすぶっていた。世間からは高評価の夫・武(勝村政信)は浮気されるだけではなく、人格を損なわれるようなモラハラを受けていた。実の両親も味方にはならない。そんな郁子がPR会社で働き始めて、人生が変わり出す。郁子は自立した女性に代わることができるのか? 一方、郁子と同じPR会社で働く“万年2番手”の工藤ほのか(香音)も、25歳にして、仕事も恋愛も満たされない日々を送っている。彼女もまた変身願望の最中にいる女性。年齢差のある二人がどんな人生を切り開いていくのか──。
【番組公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/kusuburi_sundome/
◆取材・文/小林久乃、スタイリスト/大浜瑛里那、ヘアメイク/エノモトマサノリ、写真/小倉雄一郎