業田氏渾身の“絵言葉”は会場で販売される予定だ。改めて、来場予定の読者に向けてメッセージをもらった。
「デビュー40周年の節目に原画展を開催できるのは最高のタイミングで、関係者の皆さんに深く感謝します。そして、40年も漫画家を続けられたのは読者の皆さん、編集者の皆さんのおかげです。印刷された漫画と原稿ではまた印象が違うので、ぜひ楽しみにしてください。デビュー作の『ゴーダ君』など初期の頃は線もめちゃくちゃで下手ですが、当時から必死に情熱を傾けて漫画を描いてきたことが伝わるのではないかと期待しています」
業田氏の40年にわたる画業の軌跡とともにレアな展示が楽しめる原画展『マンガ仕掛けの愛』の会期は、12月17日(日)まで。来場には全日時指定の事前チケットが必要だが、空きがあれば当日券の購入も可能だ(チケット購入はヴァニラ画廊ホームページhttps://www.vanilla-gallery.com/archives/2023/20231123ab.htmlから)。
【プロフィール】
業田良家(ごうだ・よしいえ)/1958年福岡県生まれ。1983年、「ゴーダ君」でデビュー。主な作品に『自虐の詩』、『男の操』、『神様物語』、『機械仕掛けの愛』などがある。『シアターアッパレ』『業田良家の「ガラガラポン!日本政治」』など政治風刺漫画も多数手がける。現在、「機械仕掛けの愛 ママジン」(『ビッグコミック』増刊号)、「百年川柳」(『ビッグコミック・オリジナル』)を連載中。