芸能

【全文公開】西川史子、今年6月に脳出血再発で懸命なリハビリの日々 父が語る現在の状態

懸命なリハビリが続く西川史子

懸命なリハビリが続く西川史子

 数年前まで、バラエティー番組に欠かせない存在だった西川史子(52才)がお茶の間に姿を見せなくなって久しい。医師という職業を生かしながら毒舌でならしていた彼女が、第二の人生を歩もうとしていた矢先に立ちはだかった高い壁は──。

「奇跡の病院」と呼ばれることもあるその施設には、明るく広々とした廊下が広がり、アート作品がいくつも展示されている。ふと目をやると視界に入る風流な光景に、入院患者らは口元を緩ませる。

 ここは「寝たきりにさせない」をモットーにする回復期リハビリテーションの専門病院である。これまで数多くの著名人を“再生”させたその病院で現在、必死にリハビリに励んでいるのが、医師でタレントの西川史子だ。

「西川さんがここに入院してから約半年が経ちました。この間SNSはストップしてしまっていますが、食欲もあり、お話も楽しそうにしていて元気です。ただ、かなりおやせになりました。もともとふくよかとは言えない体形でしたけど、お見舞いに来るかたがびっくりされることも多いようです」(西川の知人)

 時には毒舌とも言える発言で世間を賑わせながらも、常に独自の視点を持ち合わせていた西川。すっかり表舞台から姿を消した美人女医に何が起こったのか──。

 入院を余儀なくされたのは、立っているだけでも汗ばむ今年の初夏のことだった。前出の西川の知人が語る。

「自宅で倒れていたところを関係者が発見して病院に搬送されました。彼女は一昨年も同様に救急搬送されましたが、どうやら同じ病気が再発してしまったようです」

 2021年8月、彼女が脳出血で倒れたのも同じく自宅だった。

「勤務先の病院に出勤せず、連絡が取れなかったのでマネジャーが警察の立ち合いのもと自宅に入ると、リビングで倒れている西川さんを発見した。そのときは入浴後に異変を感じ、立てなくなったとのこと。病名は『右脳内出血』で、5時間に及ぶ緊急手術を受けました」(芸能関係者)

 くどうちあき脳神経外科クリニック院長の工藤千秋医師が解説する。

「脳出血は脳の血管が破れて出血する病気で、基本的に生活習慣病などで動脈硬化が進んだ人に生じやすい。また、一部には生まれつきなりやすい体質の人もいます。出血量が多い場合は西川さんのように緊急手術を行っても、術後に手足が動きづらくなったり、呂律が回りにくいなどの後遺症が出ることがあります。通常、手術後は数か月程度のリハビリが必要です」

 西川の緊急手術は成功に終わったが、入院は4か月に及んだ。彼女は2021年12月に更新したインスタグラムで長期にわたる入院生活を終えて退院したことを報告し、後遺症についてこう述べた。

《左半身の麻痺はまだ完全によくなってはいません。当初はほとんど動かなかったのですが、リハビリによって身の回りのことは自分でできるようになりました。まだまだ不自由はありますが、今の自分の身体をしっかりと受け止め、医師として向き合いながらさらに身体機能の向上を目指してまいります》

 退院後も「不自由」な生活が続き、それは西川を打ちのめした。前出の西川の知人が語る。

「左半身に麻痺が残ったことで日常生活に支障が出るようになりました。たとえば、洋服をひとりで着るのも時間がかかってしまうし、軽いものを持ち上げることも難しくなった。日によっては歩行がままならないときもありました。

 病気になるまでは、バリバリと仕事をこなしながら、気が向けば豪快にショッピングを楽しみ、連日パーティーや会食をこなすという華やかな生活を送っていた彼女にとっては本当につらい日々が続き、神様に『これ以上私をいじめないでください』と何度もお願いしたそうです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
《高市首相は2026年に何をやるつもりなのか?》「スパイ防止法」「国旗毀損罪」「日本版CIA創設法案」…予想されるタカ派法案の提出、狙うは保守勢力による政権基盤強化か
週刊ポスト
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
米女優のミラーナ・ヴァイントルーブ(38)
《倫理性を問う声》「額が高いほど色気が増します」LA大規模山火事への50万ドル寄付を集めた米・女優(38)、“セクシー写真”と引き換えに…手法に賛否集まる
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン