岡田彰布監督の夫人・陽子さん(写真/共同通信社)
ゴルフに身が入らない!?
ゴルフ好きで知られる岡田氏にはコンペの誘いも多いというが、「公式行事があって、全部に参加するのは無理」(陽子さん)という状況だ。
「行ける範囲では行っていますが、プライベートと呼べるようなコンペはゼロですね。それも11月の予定だったものを12月に変更してもらったりしながらの参加です。どのコンペも、“日本一おめでとう”という感じのゴルフなので、純粋に楽しめないというか、『ゴルフに身が入らない』と言ってましたね。
(野球評論家として活動していた)去年までも、“シーズンが終わった”という意識はありましたが、気持ち的には日々息抜きで、年間を通してまんべんなく定期的にゴルフも行っていました。
(2012年にオリックス監督を退任して)ユニフォームを脱いでからは、いい気候にゴルフができていました。それまでは冬のゴルフウエアしか持っていなかったぐらいでしたが(笑)、夏のゴルフウエアを買ったりして。それが今度は、プライベートでのゴルフがまったくできないという状況ですからね」(陽子夫人)
15年ぶりの阪神監督復帰だけに、当然ながらシーンズ中から生活は一変していた。陽子夫人は「家でも野球の話が多かったですね」と振り返る。
「それ以外のことがなかったというか、ここ数年に比べて家にいる時間が少なかったこともありますね。話す内容としては、“あの場面は痛かったわ”とボヤくこともチラホラありましたが、今季はすごく危機的な状況がなかったので、比較的穏やかというか、いいテンションで過ごしていました。
疲れですか? 主人も“疲れている”と言っていますが、優勝はもちろん、チームがいい状態にあることが体にも一番いいですからね。次の試合、次の試合と体調を崩す間もなく試合に追われていた感じでしたが、勝ちゲームが多かったのでよかったんだと思います。オフになってホッとして急に疲れが出ないかと心配していたんですが、オフも毎日緊張感が続いているのでテンションが上がったまま続けられているのかなぁと思います」(陽子夫人)
12月12日、阪神は2024年のチームスローガンが「A.R.E. GOES ON」に決まったと発表。このまま来季の「アレ」まで突っ走ることになるのか。
※週刊ポスト2024年1月1・5日号