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【女子ゴルフ】米ツアー初参戦の稲見萌寧、西郷真央は“シブコの教訓”を活かせるか

西郷真央(左)や稲見萌寧(右)は活躍できるか(時事通信フォト)

西郷真央(左)や稲見萌寧(右)らは米女子ゴルフツアーで活躍できるか(時事通信フォト)

 1月18日に初戦が開幕する米女子ゴルフツアーは、今シーズンから新たに昨年のTOTOジャパンで優勝した稲見萌寧(24)、Qシリーズ(最終予選会)2位の西郷真央(23)、同7位の吉田優利(23)がメンバーに加わる。すでに参戦している古江彩佳(23)、畑岡奈紗(24)、笹生優花(22)、西村優菜(23)、勝みなみ(25)、渋野日向子(25)と合わせて、過去最多の9人が参戦することになる。

 米女子ゴルフツアーには出場の優先順位がある。1~19まであるカテゴリーの中で、成績に関係なく今年はシーズンを通して出場できるのがカテゴリー1~7で、カテゴリー8以下は今年の成績によってリシャッフルされる。ゴルフ担当記者が語る。

「日本人ではポイントランキング80位以内のカテゴリー1に古江彩佳、畑岡奈紗、笹生優花、西村優菜、勝みなみの5人がいる。TOTOジャパンで優勝した稲見はカテゴリー4で、以上6名が1年間フル参戦できる。リシャッフル組は、ポイント83位の渋野日向子がカテゴリー11、西郷真央と吉田優利がカテゴリー14で、まずは第1回リシャッフルとなる5月までに成績をあげて常時試合に出ることができるカテゴリー8(今年のポイント上位80位)を目指すことになる」

 中でも期待されるのが稲見だという。東京五輪の銀メダリストでもある稲見はこれまで国内ツアーを重視しており、ツアー30勝で得られる永久シードを目指すと公言してきた(現在13勝)。そんな稲見が消極的だった米ツアーへの挑戦を決めた背景を、ツアー関係者がこう語る。

「移動距離の多さ、食事への不安もあったが、日本で開催された米女子ツアーのTOTOで優勝し、予選会に出なくても高いカテゴリーで出場できることで、挑戦に傾いた。また、決め手になったのが『チーム稲見』のバックアップでした。現在のトレーナーと英語の堪能なキャディー兼パットコーチの小暮広海さんがフルタイムで同行することになったのです。

 昨年の稲見はスイングに悩み、コーチをコロコロ変え、スイングを4回も変えたが、最終的に師事することになった柳橋章徳コーチもバックアップしてくれる。五輪やTOTOジャパンで成績を残したように、国際大会に強いことも期待を高めています」

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