NHKから独立して民放の番組に初挑戦することになる青井実アナ
青井アナ『Live Newsイット!』の時間帯には強敵
一方、NHK『ニュースウオッチ9』からフジテレビの夕方帯『Live Newsイット!』への移籍を報じられた青井アナは1月19日、突然『ニュースウオッチ9』を降板。前途多難な雲行きになってきた。
「正直、視聴者への印象は良くないでしょう。NHKでは昔も似たようなことがありました。1997年1月に『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』のキャスターを務めていた草野満代アナの民放への移籍報道が出ると、急遽降板しています。その時は『制作現場に混乱が起きた』と発表していました。今回も同じような理由だと考えられます。草野アナはその秋からTBS『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターになっています」
NHKで帯のニュース番組を担当すれば、名前が全国的に浸透する。フリーになると、知名度を求める民放からオファーが来る。ただ、それが数字につながるとは限らないのが難しいところだろう。
「昨年、独立した武田真一アナは日本テレビの『DayDay.』のMCを務めていますが、視聴率は低迷しています。17年も続いた『スッキリ』の後に始まった新番組という点も重荷になったと思います。その点、青井アナは既存のニュース番組のキャスターになる。その場合、急に数字が上下動する心配は少ない。彼にとっては安心材料になるでしょう」
鳴り物入りでライバル局の新番組のキャスターになれば、当然、局員時代と比べて収入は上がる。だが、フリーアナとしてレギュラー番組の視聴率が上がらなければ、「数字を持っていない」と判断され、その後の活動に影響が出る厳しい世界だ。