高級寿司店「鮨よし田」を訪れたという女性・A子さん(SNSより)
「昨夏よりXで、インプレッション数に応じて広告収益が還元されるプログラムがスタートしました。Xの有料サブスクリプションに登録した上で、『フォロワーが500人以上』や『過去3カ月間の投稿に対するインプレッションが500万件以上』という条件を満たすと、収益化プログラムを利用することができます。
ただ、本人らの投稿によると、50万人以上のフォロワーを抱える芸能人でさえ収益は数万円という状況です。また、漫画はインプレッション数に繋がりやすいのですが、作品を毎日投稿している人気漫画家でも収益は数十万円だったそうです。
これはあくまで推測でしかありませんが、2.8億インプレッションというのはすごい数字ではあるものの、今回のバズだけでA子さんが得られる金額は数十万円まではいかないのではないか。Xの収益で稼ぐというのは、まだまだ難しい状況です」
A子さんがこの「収益化プログラム」を利用しているかは不明だが、彼女とやり取りしたというメッセージの内容(本人は否定)や、トラブルの現場を目撃したという人物の証言など、Xを中心に真偽不明の情報が飛び交っている。三上氏は、「収益化プログラムが導入されてから、Xは殺伐としてしまった」と嘆く。
「インプレッション数を目当てに、話題の出来事に便乗して嘘の情報を発信する人たちもいます。今回の騒動に限らず、X上の情報をなんでも鵜呑みにするのは危険です」(三上氏)
ある意味、“今のX”を象徴するような騒動と言えるのかもしれない。