芸能

《62歳になった俳優の黒田アーサー》“老いて枯れていく役”熱望も抜けられぬプレイボーイ役「デビューして今が一番苦しい」の葛藤

62歳になった俳優の黒田アーサー

62歳になった俳優の黒田アーサー

 日本が元気だったバブル景気の頃、『君が嘘をついた』(フジテレビ系)などのトレンディドラマや映画『TOMORROW 明日』で活躍した俳優の黒田アーサーさん(62)。バブル期を象徴するような、“バイリンガルの爽やかイケメン”の1人として多くの女性を魅了した。しかし、黒田さんを直撃すると、イメージとは違う意外な面も多かった。その黒田さんの素顔は──。【前後編の前編。後編を読む

 * * *
 黒田さんは取材場所に、真っ白のテスラ車を運転してやってきた。“高級車”“かっこいい”というテスラのイメージは、黒田さんにピッタリだ。

「経済的で、走りがいいので選んだんですよ。1年ほど前に購入したのですが、国と東京都から補助金が計100万円以上近く出ますし、高騰しているガソリンに比べ電気は安いので、電気自動車のテスラは安くつきます。長く乗ることを考えれば、お得なんですよ」

 細かく調べて購入するなんてマメなんだなぁ、と記者が思わず漏らすと、「ネットで調べれば、すぐにわかりますよ」とニッコリの黒田さん。世界一といわれる加速力や走行音の静かさなども気に入っているという。ゴルフ場などへ出かけるために長距離を運転することも少なくない黒田さんを、ご機嫌にさせてくれる車のようだ。

「ゴルフは40歳ぐらいからやっていますね。負けず嫌いで凝り性なので、『芸能界で一番になりたい!』と一生懸命練習していたら、2014年に『平尾昌晃チャリティーゴルフ』という大きな大会で優勝しました。そのときの副賞が400万円のBMW X1だったので、それからしばらくは、白のBMW X1に乗っていましたけど。色はだいたい白か黒のモノトーンが多いですね」

 ゴルフは今ではベストスコア72の腕前。ゴルフ用品メーカー「PING」のアンバサダーを務める。どうりで、この日も「PING」のウェアを着ているわけだ。

「でも、今一番ハマっているのはボウリング。時間があるときは週2、3回練習し、シニアのプロアマ公式戦『SSSカップ』ダブルスに招待枠で出場し、昨年11月に初めて優勝しました(笑)。ベストスコアは278。還暦になった2021年から2年連続で、プロテストを受けたりもしたんですよ。

 そんなに簡単に受かるほど甘くないので、今年は『もう少し力をつけてから挑戦しよう』と考え見送りました。でも、諦めてはいませんよ。もともと60歳を過ぎたら、何かにチャレンジしたいと考えていたので、僕の新しい目標に据えました。合格したら、芸能人第一号プロじゃないですか(笑)?」

関連キーワード

関連記事

トピックス

田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(中央)
《父・修被告よりわずかに軽い判決》母・浩子被告が浮かべていた“アルカイックスマイル”…札幌地裁は「執行猶予が妥当」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま入学から1か月、筑波大学で起こった変化 「棟に入るには学生証の提示」、出入りする関係業者にも「名札の装着、華美な服装は避けるよう指示」との証言
週刊ポスト
藤井聡太名人(時事通信フォト)
藤井聡太七冠が名人戦第2局で「AI評価値99%」から詰み筋ではない“守りの一手”を指した理由とは
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン