長嶋一茂もバラエティで活躍
一茂、良純と同じレベチな「いいとこの子」
そうは言っても、“元イケメン”のアラフォー、アラフィフ俳優は山ほどいるので、そうした役がタイミング良く舞い込むとも、なかなか考えにくい。その場合、バラエティで、新たなキャラ付けをすることは、チャーミングなイケオジへの近道と言えるかもしれない。
もう一つ、小泉と似た背景をもつ先達といえば、長嶋一茂、石原良純、少しジャンルは異なるが松岡修造らがいる。平たくいえば、レべチな「いいとこの子」。
なかでも一茂と良純の二人は、ワイドショーのコメンテーターからバラエティまで硬軟どちらもできる“お坊ちゃま”として引っ張りだこである。特に重用しているのはテレビ朝日だろう。
恐らくテレ朝は、次代の一茂&良純として、小泉を狙っていたのではないか。前述の小泉のバラエティ出演を考えると、テレ朝が一歩リードしているようにもみえた。
だが、この春の新番組で小泉をゲットしたのは日テレだった。ヒロミがそうであるように、同局の情報番組や生ワイドなどで小泉の出演が増えることも考えられよう。
小泉孝太郎争奪戦、ひとまず日テレに軍配が上がったようだ。
本業の俳優としては、当初、学生時代の友人が「ヒヤヒヤしていた」「心配していた」という時代を視聴者が忘れてしまうような活躍ぶりだ。特に悪役や女性に対して冷酷な役がやれるようになってから劇的に飛躍した。悩んでいた小泉に対し、親身になって指導してくれたのは事務所の先輩で、“お笑い”の世界から名俳優へと転身した、いかりや長介さんだったという。