長嶋一茂一覧

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原監督の現役時代の経験がベテラン操縦術につながっているのか(時事通信フォト)
巨人・原監督、ベテラン亀井の起用法の裏にある現役晩年の苦い経験
 巨人・原辰徳監督の現役晩年の苦しい経験が、ベテラン操縦術に繋がっているのかもしれない。巨人の最年長38歳10か月の亀井善行が6月5日の日本ハム戦で通算100号を達成した。歴代4位の遅さで、球団ではV9の5番打者・末次利光の34歳1か月を大幅に更新し、最年長記録となった。試合後、原監督は「これから先も200号を目指して頑張るでしょう」とさらなる飛躍を願った。 今シーズンの亀井は史上初の『開幕戦代打サヨナラ本塁打』でスタートしたが、打率1割8分6厘、2本塁打、8打点(6月6日現在。記録は以下同)と結果を残しているとは言い難い。プロ野球担当記者が話す。「最近10度の代打では7打数ノーヒット、3三振と当たっていませんでした。調子が出なくても、原監督は亀井のプライドを傷つけることなく、良い場面で使っています。10度のうち、7度は得点圏に走者を置いた局面で、2度は9回の最後の打者。その期待に応えようと、『代打・亀井』はヒットを打てなくても、ベテランらしい貢献の仕方をしていました」(以下同) 5月25日の楽天戦では、2点リードの7回裏2死満塁で押し出し四球を奪い取った。制球の定まらないブセニッツがスリーボールからワンストライクを取った後、タイムで相手に嫌な間を作って、押し出しに繋げた。6月2日の西武戦では1点リードの6回裏2死一三塁で四球を選んでチャンスを拡大。6月4日の日本ハム戦では2点リードの7回裏無死二三塁で高めのボールを狙ったかのように、センターに犠牲フライを打ち上げた。「ヒットを打てなくても、ベテランならではの間の取り方をしたり、最低限の仕事をこなす。原監督はそこに信頼を置いているのでしょう。亀井は1軍に帯同しながら、志願してイースタンリーグに出場するなど必死に調子を戻そうとしてきた。その姿勢も買っているでしょう」 丸佳浩が不調で登録を抹消された6月5日、代役に亀井が指名された。1打席目に四球を選んで先制のホームを踏むと、9回には追撃の通算100号。チームは敗れたが、1試合で外野の全ポジションを守り、存在感を示した。「年齢を重ねると、動体視力が落ちてくる。しかも、代打になると、中継ぎや抑えの150キロ超えのボールを持つ投手とも対戦し、1打席で結果を残さないといけない。4打席勝負できるスタメン起用は亀井にとって、復調のきっかけとなるはずです。翌日も『6番・ライト』で先発出場し、4打数1安打でした。2日連続で4打席目にヒットが出ていることは良い傾向です。ベテランになると、4打席目以降は極端に打てなくなる。あの王貞治さんでさえ、引退した40歳の1980年は4打席目以降の打率が1割6分9厘でしたから」「代打・長嶋一茂」「代打・岡崎郁」「代打・吉村禎章」 原監督の起用法がベテランを復調させつつある。これには、現役時代の自身の苦い経験があったからこその采配かもしれない。「晩年の原辰徳は代打を送られたり、落合博満の守備固めで出場したり、相手の先発が左か右かわからない時にはまず偵察要員入れられたりしていましたからね。およそ、長年巨人の4番を張ってきた打者に対する起用法ではなかった」 1993年、長嶋茂雄監督が2度目の就任を果たした時、原は4番を打っていた。しかし、この年不調に陥り、打率2割2分9厘、11本塁打、44打点と入団以来最低の成績に終わってしまう。オフにはFAで中日から落合博満が移籍。4番の座を奪われた上に、オープン戦で左足アキレス腱の部分断裂をしてしまい、開幕には間に合わなかった。6月14日の復帰戦で、阪神の藪恵市からホームランを放ち、その後も好調を保つも、レギュラーを確約されたわけではなかった。 9月8日の横浜戦では1点リードの7回裏に『代打・長嶋一茂』を送られた。長嶋監督は「1点勝負だから守備を重視したんです」と次の回からサードに一茂を守らせるための起用だとその意図を明かしたが、不可解な代打だった。一茂は初球を打ってサードゴロに倒れている。9月14日のヤクルト戦でも、2点ビハインドの7回1死満塁のチャンスで、原に代わって『代打・岡崎郁』がコールされている。しかし、岡崎は凡退し、結局試合は0対2のまま敗れた。「この年の原は決して不調ではありませんでした。数字だけ見ても、67試合で打率2割9分、14本塁打、36打点。広島、中日と優勝争いを繰り広げていた終盤も貴重な一打で貢献していました。9月18日の阪神戦では1回に猪俣隆から決勝3ラン、10月5日のヤクルト戦では石井一久から先制3ランと要所で活躍しています。それでも、長嶋監督から全幅の信頼を置かれていなかったのかもしれません」 宿敵・西武を倒して日本一になった1994年オフには、ヤクルトから広沢克己がFA移籍し、原が守るサードにはジャック・ハウエルがやってきた。それでも、たまに訪れるスタメンの機会で活路を見出そうとした。5月30日のヤクルト戦では『3番・サード』で出場し、4対6の9回裏には1死満塁という一打同点の場面で打席が回ってきた。 しかし、長嶋監督は前の打席にタイムリー二塁打を放っている原に代わって、『代打・吉村禎章』を告げた。俯きながらベンチに戻る原を尻目に打席に向かった吉村は、セカンドゴロ併殺打でゲームセット。試合後、野村克也監督は「原によう代打を出してくれた。原の方がイヤだった? いや、それは何とも言えんがな」と話している。「この時(1994、1995年)の経験があるから、監督になった今、ベテランの亀井を取っておきの場面で代打に送るし、丸の2軍落ちというピンチにはスタメンで使っているのではないか。起用法で『おまえさんを頼りにしてるぞ』というメッセージを送っている。100号達成後の『200号を目指して頑張るでしょう』というコメントも粋です。今まで巨人を引っ張ってきたベテランを無碍に扱うと、チーム内の空気が悪くなるとわかっているからでしょう。 当時、吉村は長嶋監督に『原さんの代打だけは勘弁してください』と訴えたそうです。実際、原への代打はいずれも成功していない。原や高橋由伸、阿部慎之助、そして亀井と生え抜きのベテランは登場するだけで球場の雰囲気を一変させる力を持っている。原監督はファンの声援も味方になるとわかった上で、ベテランを上手く使っている印象です」 原監督は選手に対し、「この経験を肥やしにしないといけない」と頻繁にコメントする。自らが現役時代の苦い思い出を生かしているからこそ、説得力のある言葉になっているのかもしれない。
2021.06.08 16:00
NEWSポストセブン
ここから巨人の巻き返しなるか?(写真は昨年の日本シリーズ。時事通信フォト)
連敗は14でストップ 巨人はソフトバンクへの苦手意識をどう払拭するか
 5月30日、巨人が4対3で勝ち、オープン戦、交流戦、日本シリーズと続いていたソフトバンク戦の連敗を14でストップさせた。この日は、初回に新外国人スモークの先制2点タイムリーが生まれ、同点の5回には4番の岡本和真が勝ち越しソロ。8回にはスモークの1発も飛び出し、7投手のリレーで辛くも逃げ切った。 28日からのソフトバンクとの3連戦で巨人は10得点を挙げたが、生え抜き選手の挙げた打点は岡本和真のソロホームランのみ。新外国人のスモークが3打点、西武、オリックスとパ・リーグ経験者の中島宏之が2打点、昨年6月に楽天から移籍してきたウィーラーが2打点だった(残りの2得点は相手の失策絡み)。つまり、8打点中7打点は“移籍組”の選手から生まれたものだ。連敗を脱した5月30日のスタメンの生え抜き選手は先発投手の戸郷翔征、吉川尚輝、岡本、松原聖弥の4人だけ。1番に抜擢されて2安打の石川慎吾は日本ハム出身、マスクを被って好リードの炭谷銀仁朗は西武出身だった。プロ野球担当記者が話す。「苦手チームに勝つ時は、今までの連敗と縁の薄い選手が活躍するもの。振り返れば巨人は1990年に西武に日本シリーズで4連敗し、前後のオープン戦でも全く勝てない時期がありました。いわゆる西武コンプレックスを吹き飛ばしたのは、その頃を知らない選手たちでした」(以下同) 巨人は1988年4月3日の12球団トーナメントの決勝でガリクソン-鹿取義隆の完封リレーで西武に4対0で勝利したのを最後に、1989年から1992年までオープン戦、日本シリーズ含め、14連敗を喫していた。奇しくも、今回の対ソフトバンクの連敗数と同じ数だった。 オープン戦では1989年から2年連続で2敗ずつ、4試合とも1得点の貧打に泣き、1990年の日本シリーズでは完封負け2つの4タテを食らう。選手会長の岡崎郁が「野球観が変わった」というほどの衝撃だった。巨人は完全に西武に苦手意識を持ったのか、その後2年間のオープン戦でも6戦全敗と負け続けた。西武戦の苦手意識を持たなかった移籍組 長嶋茂雄監督が就任した1993年、ようやく連敗が止まる。西武球場で行われた3月20日のオープン戦、先発の槙原寛己が6回1失点と好投。4回にヤクルトから移籍の長嶋一茂が同点打を放つと、7回に駒田徳広のソロで勝ち越し。8回には原辰徳、9回には古巣相手に大久保博元がアーチをかけ、最後は石毛博史が締めて4対1で勝利をもぎ取った。 この日は試合前のミーティングでチームリーダーの原が『今日は絶対に勝とうぜ』と喝を入れ、試合後に長嶋監督が『7回1死満塁、元木のところで代打・岡崎を出すべきだった。俺のミスだな』と語るなど、オープン戦にもかかわらず本気で勝ちに行っていた。「この年、巨人は西武とのオープン戦6試合に3勝2敗1分と勝ち越し。翌1994年は3勝1分と負けなしでした。同年、中日との同率で迎えた最終戦の『10.8決戦』に勝って優勝し、日本シリーズで初めて西武を破った。『10.8』の勢いも大きかったが、オープン戦で西武への苦手意識が消えていた影響も少なからずあったでしょう」 1993年の対西武2戦目では長嶋一茂が工藤公康から勝ち越し2点タイムリーを放ち、4対1で勝利。2勝2敗1分で迎えた6戦目の3月29日には、1990年の4連敗を知らない元木大介が初回にモスビーを三塁に置いて先制タイムリー、4回には2死満塁からレフトオーバーの勝ち越し2点タイムリーと3打点を叩き出し、7対3で勝利。オープン戦とはいえ、対西武戦の勝ち越しを決めた。 1994年のオープン戦では、3月20日の初戦は中日からFA移籍の落合博満、新外国人コトーが1打点ずつを挙げ、2対2の引き分け。21日には4回に原、大森剛の連続タイムリーで逆転し、7対1で快勝。27日には、工藤公康から落合が先制アーチ、コトーが勝ち越し2ランを浴びせ、13対2と圧倒。28日は、新外国人グラッデンが先頭打者ホームラン、7回には落合が4点目のタイムリーを放ち、4対3で勝った。「1993年は移籍組の一茂、大久保、若手の元木という空気に飲まれない選手たちの活躍があった。1994年は西武コンプレックスを持たない落合やコトー、グラッデンという新戦力が貴重な一打でチームを勢い付かせた」次の対戦では生え抜き選手の奮起に期待 屈辱に塗れた生え抜き選手も、悔しさを忘れていなかった。1987年の日本シリーズ第6戦の8回裏、センター前ヒットで1塁ランナーの辻発彦にホームインを許した時、中堅手のクロマティのカットマンに入っていたショートの川相昌弘は、1994年3月20日のオープン戦で雪辱した。1回裏1死一、二塁の場面で、落合がセンター後方にフライを打ち上げると、二塁走者の川相は一気にホームインしている。「今の選手たちも昨年、一昨年の2年連続日本シリーズ4連敗という悔しさは胸に残り続けている。14連敗を止めた試合はスモークの活躍に助けられましたが、怪我で離脱中の坂本勇人を始め、この日決勝ホームランを放った岡本も1本だけで満足するはずもない。1勝でコンプレックスを払拭できるとは思えないが、交流戦で1勝できたことは大きい。 単純に考えれば、中日がソフトバンクに2勝1分だったが、巨人は中日にリーグ戦で勝ち越している。昨年の終盤は巨人が調子を落とし、ソフトバンクが上がり調子で日本シリーズに臨んだことも大きく関係したでしょう。他チームから移籍してきた選手に助けられた分、次の対戦では生え抜き選手がもっと奮起するでしょう」 1994年の巨人対西武の日本シリーズでは、第4戦の9回にデーブ大久保が古巣相手に代打同点アーチを放ったり、王手をかけた第6戦ではコトーが先制の口火となる三塁打、試合を決定付けるホームランを放った。その一方で、1990年の4連敗の初戦に打たれた槙原寛己が2完投勝利でMVP、1勝1セーブの桑田真澄が優秀選手賞に選ばれるなど、移籍組と生え抜きが、戦力としてうまく融合していた。今回は移籍組の活躍でソフトバンク戦の連敗をストップさせた巨人。今後、苦手意識を完全に払拭するためには、生え抜き選手の奮起も必要となるだろう。
2021.05.31 16:00
NEWSポストセブン
怒った後に付け足す“愛の一言”は、「本人がちゃんと悪いところを直した後に言うべし」と話す高嶋ちさ子(撮影/加藤千絵)
高嶋ちさ子 バラエティでブレイクから20年、今も支持される理由
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、著書も話題を集めているヴァイオリニスト・高嶋ちさ子(52才)について。 * * * ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子著『ダーリンの進化論』が売れている。サブタイトルは「わが家の仁義ある戦い」、帯には「ぶつかりながらも本音で生きる家族はやっぱり楽しい!」とある。 私は彼女がバラエティ―番組に引っ張りだことなる“きっかけ”を作った『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)構成者の一人であり、近年は、彼女がレギュラー状態の『1周回って知らない話』(同)で頻繁に共演しているせいか、正直、知っているエピソードがたくさん載っていた。が、もちろん知らないこともあったし、事の真相がわかり「そうだったのか」と驚かされる箇所も数え切れないほどあった。『さんま御殿』がきっかけでブレイク 高嶋の『~御殿!!』初登場は20年以上も前。立ち上げ当初から関わるスタッフに確認したら、某制作マンのプッシュがあったとのこと。彼女がラジオやローカル局に出始めの頃だったと記憶する。彼女のトークセンスは当時から抜群で、起承転結がしっかりしていて、ちゃんとオチがあって、しかもコンパクトにまとめる天才だった。音楽留学中の話やキャラ立ちな家族の話が特に面白く、初登場ながら、番組を通じてもっともハネたトークに贈られる「踊るヒット賞」を獲得。以来、彼女は3回連続で同賞に輝いた。当時のスタッフ間の評価は「ものすごいのが現れた」「彼女はホントに頭がいい」。当然、『~御殿!!』への登場回数は激増したものだ。『1周回って知らない話』(同)では、レギュラー放送時こそ「高嶋ちさ子」の人となりを掘り下げる企画だったが、特番になってからは「高嶋ちさ子は今」というべき密着モノとなって久しい。「12人のヴァイオリニスト」のオーディションや過酷なメンバー入れ替え。舞台上で彼女たちがする自己紹介や私服への厳しいダメ出し(ちなみに高嶋自身のファッション・ポリシーは、着る服の色が3色以上にならないことだ)。母校・桐朋学園大学訪問、“キャラの濃い先輩”葉加瀬太郎や古澤巌との共演。最近では、父の弘之氏や姉の“みっちゃん”(未知子さん)にも出てもらっている。  その『1周回って~』初出演のとき、タレントとしてブレイクするきっかけは『~さんま御殿!!』だったというくだりになった。すると彼女は、真後ろのヒナ壇に座っていた私のほうを向き、こう言ったのである。「あのとき、なんで私だったんですか?」と。なぜ、自分がゲストとして呼ばれたのかという意味である。そんなことを聞かれるとは全く想定していなかったので上手に答えられなかったのだが、初登場回のオファー理由は前述の制作マンのプッシュはあれど、「高島(忠夫さん)ファミリーの親戚の美人ヴァイオリニスト」。いまとなっては、その血縁を知る人のほうが少ないだろう。 また、彼女からは「青学ですよね?」と突然話しかけられたこともある。私が初等部から青山学院に通っていたことをどこかで知ったのだろう。そこからはママ目線で「今、青学って…」と母校のあれこれを度々報告してくれた。強さと優しさの背景に姉“みっちゃん”の存在 よほど縁があるのか、父・弘之氏の魅力溢れるキャラクターが広まるきっかけとなった『ご参考までに。』(同)にも私は出演していた。福山雅治とバカリズムがタッグを組んだ日本テレビのドラマプロジェクトの企画を探る番組で、「ビートルズの日本での仕掛人」弘之氏がフューチャーされたのである。つまり、『ZIP!』内でオンエアされた“朝ドラ”は、『生田家の朝』ではなく、『高嶋家の朝』になっていたかもしれないのだ。いや、もしかしたら高嶋家をモデルにしたドラマ企画はもう既にどこかで立ち上がっているかもしれないとも思う。 そんな私は、姉“みっちゃん”について知ったのもかなり早かったと思う。まだ『~御殿!!』に頻繁に出てくれていた頃のこと。ある新聞のインタビュー記事で高嶋が「なぜ自分がこのような性格になったのか」について答えていたのだ。そこに出てきたのが「ダウン症の姉・みっちゃん」。全く知らなかったので驚くと同時に、彼女の言動の強さの傍らに間違いなく存在する優しさと正しさのルーツを“理解”できた。 ちなみに私が大好きな「みっちゃん」にまつわるエピソードは、みっちゃんを愛した母・薫子さんが亡くなったとき、御家族で「いちばん好きだった“みっちゃん”を棺に入れてあげよう」という話になり、みっちゃんが「それはイヤだ」と拒んだと……。『~御殿!!』初登場から20余年。言動が炎上したこともあれば、本業を脅かしてしまいかねない“イメージ”が独り歩きしてしまい、それを誰よりも素早く察知した高嶋本人がバラエティ番組からのオファーを断り続けていた時期もある。多忙で子供と過ごす時間がなくなったことからSNSで「このままだと息子に干されそう」と明かし、しばらく彼女をテレビでは見られなくなるのかと心配したことも記憶に新しい。本当に頭のいい人なので、自分を客観視することもできている。そして何でも素早く決断するのである。それも決して「計算」ではない。もしも彼女が「計算高い」人だったなら、それはすぐに視聴者の皆さんにバレてしまう。彼女が20年以上も人気者で居続けられるワケは、これに尽きるだろう。『ザワつく!金曜日』では一茂&良純の手綱を握っている 2018年10月、彼女は新たに『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)のレギュラーに就いた。この半年ほどは週間視聴率ランキングの上位に入るほどの人気トークバラエティ。高嶋家同様、ファミリーの顔ぶれが濃い長嶋一茂と石原良純との冠番組で、3人の自由奔放かつ芯を食った発言が視聴者の心を捉えて離さない。 業界的には、司会進行を務めるサバンナの高橋茂雄が「猛獣使い」として高く評価されている。が、私は、紅一点の高嶋がセンターに座っていることで、金曜夜6時45分という時間帯にあって女性視聴者の多くが、「私たちが見ていい番組」とチャンネルを合わせているのではないかと思っている。これはかなり重要なポイントだ。高嶋は子育て世代の女性にも人気があるが、それより上の年代からも人気が高い。その人たちは「高島ファミリー」や「高嶋兄弟(政宏・政伸)のいとこ」だと知っている世代だろう。同時に、その人たちはヨソの家系図が大好物。「お父様に(お母様に)ソックリね~」という会話も大好きなのだ。その意味でも、この3人をキャスティングできたことはとても大きい。 高嶋ちさ子は自身も「猛獣」であることに違いないが、「猛獣使い」でもあるのだ。長嶋一茂や石原良純がタッグを組む番組は他局にもあるが、もっとも“現れ”がちゃんとしているうえ、いいことを言うのが『ザワつく!金曜日』。それは高嶋ちさ子がクラスのうるさ型の女子のように二人の手綱をしっかりと握っているからに他ならない。 番組の視聴率がジワジワと上がっている理由について関係者は「3人が言いたいことを言っているようで、実は“傷つけないトーク”」「軸がしっかりしていて裏表のない人たちなので嫌味がない」「コロナ禍で、多くの人が言いたいことをガマンしている中、まるで自分たちの気持ちを代弁してもらっているかのよう」と分析する。その最大の功労者は高嶋ちさ子と言っても過言ではないのである。 母として妻として娘として、「12人のヴァイオリニスト」の長として、そしてもちろん日本を代表するヴァイオリニストとして“本物”である高嶋ちさ子を作った家族のあれこれが綴られた『ダーリンの進化論』。必読だ。
2021.02.05 07:00
NEWSポストセブン
事前の打ち合わせでは、赤ペンを片手に熱心にスタッフと進行について話し合う姿も
羽鳥慎一 もし心が入れ替わるなら「長嶋一茂さん」と即答
 老いも若きも幅広い世代から愛されるアナウンサー羽鳥慎一(49才)が、こちらも老若男女から愛されるキャラクター『ドラえもん』と共演した。11月20日に公開された映画『STAND BY ME ドラえもん2』に、声優として出演しているのだ。 今回、羽鳥が演じたのは、未来デパートから送られてきたひみつ道具「入れかえロープ」だ。2人が同時にロープの端を握ると、心が入れ替わるというアイテムだ。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)のキャスターを務め、“朝の顔”として不動の地位を得ている羽鳥だが、もし入れかえロープを使うなら、“番組個性派コメンテーター”の1人である長嶋一茂(54才)と入れ替わりたい即答した。「いまのところ一茂さん以外は思いつかないですね。普通、人間は誤解や間違いを恐れて発言するのを躊躇したり、好感度を気にして振る舞うと思うんですね。ぼくはもう、すごく気にしますよ。 でも、一茂さんは本当に何も気にしないんです。自然体なのに、人に嫌な印象を与えない。あの自由な感性を体感してみたいです。だけど半日もいらないですね。数時間で充分です(笑い)。道具が故障して、元に戻れなくなったりしたら本当に困ります(笑い)」(羽鳥・以下同) プライベートでは2014年に NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(2016年)などを手掛ける脚本家・渡辺千穂さん(48才)と再婚し、2016年には女児が誕生。4才になった娘も、ドラえもんファンだそう。「幼いながら、ひみつ道具に憧れがあるようで、アニメを見て『私もタケコプターがほしい!』と言っています。ぼく自身も来年50才になりますが、いまでもひみつ道具には心惹かれますね」 ほしいひみつ道具を尋ねると、「どこでもドア」と迷いのない答え。「毎朝ギリギリまで寝て、仕事場に直行したいんです。夢のない話で、すみません(笑い)。ほかには、タイムマシンもいいですね。もし使えたら、そうですね…実は自分の名前の由来を知らないので、過去にさかのぼって、すでに他界してしまった両親に直接話を聞きたいです。あ、これ映画のネタバレかな?(笑い)」 数年前には、子供の頃には買えなかった原作単行本を全巻“大人買い”して読破、自宅の書棚に飾っているというが、いちばん好きなエピソードが本作のベースとなった「おばあちゃんのおもいで」だ。「『STAND BY ME ドラえもん2』は原作の中でも名作と呼び声が高い『おばあちゃんのおもいで』をベースに、のび太としずかちゃんの結婚式当日を描いたオリジナルストーリーになっています。 子供はもちろん、大人が見てもそれぞれの思いを投影して感情移入でき、鑑賞後には“家族をもっと大切にしよう”と、優しい気持ちになれる作品です。特に、のび太の言動には心を揺さぶられますよ。前作は“ドラ泣き”でしたが、今作はそれを上回る“のび泣き”必須です!」【プロフィール】羽鳥慎一(はとり・しんいち)/1971年3月24日生まれ。埼玉県出身。早稲田大学を卒業後、1994年に日本テレビ入社。スポーツ実況やバラエティー番組の司会などを担当し、2003年以降は『ズームイン!!サタデー』で同社の“朝の顔”に。2011年3月、日本テレビを退社しフリーに転向。2015年よりテレビ朝日の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』で司会を務める。撮影/田中麻以※女性セブン2020年12月3日
2020.11.24 07:00
女性セブン
野村克也氏追悼特番 地上波ゴールデンで健闘の「嬉しい誤算」
野村克也氏追悼特番 地上波ゴールデンで健闘の「嬉しい誤算」
 プロ野球の南海などで活躍し、選手引退後にヤクルトなどの監督を務めた野村克也さんが2月11日に亡くなった(享年84)。ワイドショーやスポーツニュースなどで毎日のように特集が組まれ、BSやCSでも野村さんにスポットを当てた過去の番組が再放送されている。 フジテレビは16日、地上波のゴールデン帯の『日曜THEリアル!』枠で『野村克也さん追悼特別番組秘蔵映像でつづるノムさんの野球人生と家族愛』を放送した。テレビ局関係者が話す。「ゴールデン帯でほとんどプロ野球中継がされなくなったように、地上波で野球の特集は視聴率を取れないと考えられています。今ではスポーツニュースでさえ、番組によって誤差はありますけど、野球の結果を伝える時間がどんどん短くなっている。そんな時代に、野村さんの追悼番組をフジテレビがゴールデン帯で放送すると聞いて驚きました」 同日、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』13.2%、日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』15.7%、テレビ朝日『ポツンと一軒家』18.4%という強力な裏番組がひしめく中、フジ『日曜THEリアル!』は7.5%を獲得。TBS『UTAGE愛の歌合戦』7.4%(いずれもビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)を上回り、民放同時間帯で3位に。昨年10月に始まった同番組で、4番目に良い数字だった。フジテレビ関係者にとっては「嬉しい誤算」だったかもしれない。 番組には野村監督の薫陶を受けた江本孟紀氏、長嶋一茂氏、古田敦也氏、真中満氏、高津臣吾氏、石井一久氏が出演した。「2週間前の〈池上彰スペシャル【韓国“反日主義”の行方2020池上彰緊急取材】〉で7.6%でしたから、野村さんは野球に興味のない人をも惹き付ける魅力があると言っていい。番組では、野村さんの永遠のライバルである長嶋茂雄氏の息子である一茂氏が、同じ親子鷹である野村親子の関係性に言及したり、執行猶予中の清原和博氏からの直筆の手紙が紹介されたり、息子の克則氏(楽天コーチ)のインタビューがあったりと、見所も多かった。また、サッチーミッチー騒動の際に沙知代夫人に密着した懐かしいVTRも流れたことで、女性視聴者もチャンネルを止めたのではないでしょうか」(同前) 野球をアピールするため、監督時代には選手のテレビ出演を積極的に促していた野村克也さん。地上波で野球が取り上げられる機会が増えることを願っているだろう。
2020.02.17 16:00
NEWSポストセブン
『ザワつく!金曜日』スタジオ。「計算したわけじゃないのに、ちゃんと流れが生まれる。それがバラエティー番組の……というかテレビのおもしろさだと思いますね」
石原良純が語る 長嶋一茂・高嶋ちさ子とのトークの極意
 地方局でも情報番組のレギュラーを複数持ち、「同じニュースでも地域によって扱い方が違うのがおもしろいですね」、そう語るのは石原良純(57才)。 政治家で小説家の父、昭和の大スターの叔父。サラブレッド中のサラブレッド石原は、慶應義塾大学在学中に映画『凶弾』で主演デビューを飾った。 テレビドラマでも『西部警察PARTIII』や『太陽にほえろ!』など、石原プロの看板シリーズに出演。一生涯、俳優としてやっていくのだろうと誰もが思ったものだが、57才の今、彼はバラエティーや情報番組で顔を見ない日はないほどの人気タレントとなっている。「俳優は、まず役や台詞ありき。だから、監督を中心にしたチームワークという意識が強いけど、バラエティー番組はセルフマネジメント。自分の頭で考えて言葉を重ねていくわけですよ。じゃあ素の石原良純なのかというと、そういうわけでもない。境目は曖昧なんです」 そんなふうに語る彼が出演する『ザワつく!金曜日』は、石原と長嶋一茂(53才)、高嶋ちさ子(51才)が言いたいことを遠慮せずにどんどん口に出すというトークバラエティー番組。「『ザワつく!金曜日』に限らず、トーク番組はおもしろいですね。ぼくが言ったことに、この人はこんなふうに切り返すんだ、この人はまた思いがけない展開に持っていくなあとか。空を見ているのと同じくらい、おもしろい(笑い)」 3人の歯に衣着せぬ発言が痛快な番組だが、「とはいえ、思ったことをすべて口にしているわけではないんです」と言い、こう続ける。「番組をやってる最中に『おもしろいなぁ』と思う瞬間があるんですよね。ラグビーのパスみたいに、トークがポンポーンと渡って、『ここ、あなたが出てくるとこだよね』と思うところで、ちゃんとその人が出てくる」 そのために必要なのは、「まず自分が楽しむこと」と石原は言う。「一茂さんとは十数年前に2人でバラエティー番組の司会をやったことがあったのですが、あの頃はぼくも司会だけで精一杯だったけど、この一年でずいぶん変わりました。すごく自分が楽しみながらトークをできるようになった。ちさ子ちゃんも同じで、今は、すごく楽しそう。 2018年5月に特番でこの番組を初めてやった時は『なんでこんな大柄で声が大きいオジサン2人と一緒にやらなきゃいけないのよ!?』って思ってたんじゃないかな(笑い)」 しかし今では、よくぞこの3人をキャスティングしてくれた!と感心するほど絶妙のコンビネーションだ。「いやいや、コンビネーションなんてないですよ。一茂さんがいみじくも言っていたけど『ぼくらのはキャッチボールじゃなくてゴルフの打ちっ放しだ』って(笑い)。しかもみんな違うクラブを振ってるし、お互いのスイングをチェックすることもしない。でも、それがおもしろい」【プロフィール】いしはら・よしずみ●1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。1982年に映画『凶弾』で主演デビュー。映画やテレビドラマ、舞台に多数出演。1997年に気象予報士の資格を取得し、人気お天気キャスターとしても活躍。現在は『ザワつく!金曜日』『週刊ニュースリーダー』(ともにテレビ朝日系)をはじめ、多数のレギュラー番組を持つ。撮影/田中智久※女性セブン2019年12月5・12日号
2019.12.01 16:00
女性セブン
佐藤浩市と息子の寛一郎(共同通信社)
2世芸能人の売り出し方、「親の名前出さない」に変化
 2世タレントの“売り出し方”の戦略は、時代とともに大きく変わってきた。かつての2世タレントたちは「七光り」を最大限に利用し、いきなり主要キャストとして華々しくデビューするケースが少なくなかった。 高島忠夫・寿美花代夫妻の息子・政宏は、大学在学中に映画『トットチャンネル』で華々しくデビューし、同作で日本アカデミー賞やブルーリボン賞などの新人賞を獲得。弟の政伸も、大学在学中にNHKの朝ドラ『純ちゃんの応援歌』でデビューしている。高島ファミリーはバラエティなどにしばしば一家総出で出演しており、「芸能一家」の「親子共演」は当たり前だった。 しかし、その後は「親の七光り」が本人にとってマイナスに働くケースも増えた。高橋英樹の娘の高橋真麻もその例といえる。「2004年にフジテレビの局アナになりましたが、入局当初から『コネ入社だろ』と言って叩かれ、バラエティ番組などでイジられてばかりで、アナウンサーとしては不遇だった。しかし、2013年にフリーに転身してからは、不遇時代に磨いたバラエティ力を存分に発揮し、今や超売れっ子になっている」(フジ関係者) 松田聖子と神田正輝の娘・神田沙也加も同様だ。「13歳でデビューしたが、ステージでの母子出演も多く松田聖子の娘であることを活用してきた感は否めない。それが視聴者の反感を買ってしまった。2011年末のNHK『紅白歌合戦』に出演し、母子でデュエットした時には親の七光りなどとバッシングを浴びました」(音楽関係者) しかし、そんな神田沙也加も、女優業のかたわら声優の専門学校に通うなど地道な努力を経て、2014年公開のディズニーのアニメ映画『アナと雪の女王』日本語版では、見事に王女・アナ役を射止めた。「映画の大ヒットを引っさげて、その年末には再び紅白に出場し、歌唱力が絶賛された。1回目にバッシングを浴びた“リベンジ”を見事に果たしたかたちです」(同前) あるキー局関係者は「10年前あたりから2世タレントに対する、世間の空気が如実に変わってきた」と語る。「ネット全盛時代になり、『何の芸もないのに』といった2世タレントに対するバッシングが、今まで以上に世間に拡散するようになった。加えて、俳優やスポーツ選手の子供たちが続々と芸能界入りしたことで、よほどの大物の子供でない限り埋もれてしまう。親の名前で一度は使ってみるものの実力が伴わず、すぐに消えてしまうことが増えました」(テレビ局関係者) 一方で、親の名前に頼ることなく、実力をつけて成功する2世が登場してきた。「その典型例が杏と安藤サクラ」だと語るのは、ある芸能事務所関係者。「15歳でモデルとしてデビューした杏は、渡辺謙と母親が離婚で揉めていたこともあって、事務所に『父のことは内緒にしてほしい』とお願いしていたそうです。離婚成立後も、ずっと『渡辺』姓を伏せて活動を続けていました。その結果、朝ドラ『ごちそうさん』でヒロイン役を務めるまでになった」 同じく朝ドラ『まんぷく』で朝ドラ史上初の“ママさんヒロイン”となった安藤サクラも、父親が奥田瑛二、母親が安藤和津という芸能界のサラブレッドだ。「父親が監督を務めた映画『風の外側』で、主演女優がクランクイン直前に降板してしまったために代役としてデビュー。しかし、その後はどんな役柄にも果敢に挑戦して、芝居の実力を磨いてきた。親の七光りではなく、自力で這い上がってきた役者のひとりです」(映画関係者) 現在放送中のドラマに出演する2世タレントには新田真剣佑(父・千葉真一)、池内万作(父・伊丹十三、母・宮本信子)、寛一郎(父・佐藤浩市)、趣里(父・水谷豊、母・伊藤蘭)、三浦貴大(父・三浦友和、母・山口百恵)、工藤阿須加(父・工藤公康)らがいるが、そうした若手俳優のなかでも、寛一郎は父・佐藤浩市の名前を伏せたまま2017年にデビューし、同年公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本映画批評家大賞の新人男優賞、2018年公開の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に輝いた実力派だ。 寛一郎という名前だけの芸名についても、インタビューで「親父のイメージがあるから、佐藤はつけたくなかった」と語っている。父の佐藤浩市も「三國連太郎の息子」というレッテルに苦しんだ経験からその姿勢を認めているという。 新田真剣佑も「世界のサニー千葉」の息子だが、芸名はあえて「千葉」姓を外した。「真剣佑も本格的なレッスンを受け、舞台や映画の端役で実績を作ってから抜擢されている。親の七光りだけでは長続きしないし、そのほうが『あんな有名人の子供なのに、努力してきたんだね』と、視聴者の共感も得やすいんですよ」(芸能事務所関係者) 渡辺徹・榊原郁恵夫妻の息子の渡辺裕太のように、「親子共演NG」を貫いているケースもある。◆テレビ局の“大人の計算” いくら親が有名人でも、実力がなければ認められなくなってきた2世タレント。だが、その他大勢の役者やタレントに比べて、彼らに大きなアドバンテージがあることも、紛れもない事実だ。「本人が親の名前を隠していても、局側は事務所から親のことを聞かされているもの。タイミングを見計らって“実は誰々の子供だった”ということを明かせば、親のファンは必ず注目してくれるし、逆にそこまで親の名前に頼ろうとしなかった姿勢をアピールすることで、視聴者からの好感度を上げることもできますからね」(テレビ局関係者) いつの間にか2世タレントが大量に出演しているその背景には、こんな“大人の計算”もあるようだ。 夏クールのドラマでも、『ノーサイドゲーム』(TBS系)に千葉真一の息子・眞榮田郷敦(まえだごうどん・新田真剣佑の弟)が出演。杏が主演を務めた『偽装不倫』(日本テレビ系)では、その杏の恋人役を『島唄』で知られる歌手、宮沢和史の息子・宮沢氷魚(ひお)が演じた。NHKの前の朝ドラ『なつぞら』にも、哀川翔の娘・福地桃子がヒロインの親友役に抜擢されるなど、たしかに2世タレントの勢いは凄まじい。2世タレント事情に詳しいコラムニストの山田美保子氏はこう語る。「日本人は家系図を大切にする文化があるし、その子の親と比較して、ああだこうだ言うのが好き。恵まれた環境にいる2世が親に頼らず努力している姿は、見ていてドラマがある。 もちろん長嶋一茂や石原良純のように思いっきり七光りを隠さない天真爛漫な2世を見ているのも、バラエティ的には楽しいのですが。役者に限れば“ストイックな2世”が求められる時代になってきました」“隠れ2世”ブームはまだまだ続きそうだ。※週刊ポスト2019年11月29日号
2019.11.19 11:00
週刊ポスト
真剣な表情でオンエアをチェックする高嶋ちさ子
高嶋ちさ子 車の中で出演番組チェック「一人反省会」真剣姿
 肌寒さが増してきた11月初旬の夜。都内に止めた高級SUVの運転席で、美女がスマホを凝視していた。ワンセグなのか、スマホでテレビを見ていたその女性は、バイオリニストでタレントの高嶋ちさ子(51)。石原良純(57)、長嶋一茂(53)らとともにレギュラー出演するバラエティー番組『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)をチェックしていたようだ。 午後7時のオンエアに合わせ、ちょうど放送をリアルタイムで見ていたようだが、実はこの場所、高嶋の自宅のすぐ近く。もちろん、帰れない距離ではない。リアルタイムで一瞬も見逃したくなかったのか、あるいは一人静かに車内で集中して見たかったのか。テレビ局関係者はこう語る。「高嶋さんといえば毒舌キャラでお茶の間の人気者になりましたが、実はカメラが回っていない場所では優しくて、ものすごくスタッフ受けがいい。気さくで話しやすいし、低姿勢。仕事は超がつくほど真面目で、バラエティーにも全力で挑んでいます」 この日も、愛車の中で“一人反省会”をしていたようだ。そんな姿が、近所ではたびたび目撃されているという。 高嶋はこの日、東京・二子玉川で開幕した『27th キネコ国際映画祭』のオープニングセレモニーに出席。車内反省会は、その帰宅中の出来事だった。高嶋はこのイベントで、テレビ番組での怖キャラについて、こう暴露している。「あれは全部台本です! カンペを読んでいるだけです」 高嶋といえば、米エール大学の大学院を経て、1996年にソロ活動を開始した、世界的バイオリニスト。そんなエリートの側面がありながら、バラエティー番組での歯に衣着せぬ物言いや、約束を守らなかった子供のテレビゲーム機を壊したことを明かすなど、鬼母キャラが定着している。 ところが、この日のイベントでは「うちの子たちは私のことをバカにするんです。家では誰も怖がらないです」とまさかの告白。家ではいじられキャラであることを明かしていた。 もし家でオンエアをチェックしていたら、キャラの違いに子供たちからいじられていたのかも? “一人反省会”からは、どんな仕事にも真摯に打ち込むまじめな高嶋の人物像が伝わってくるのだった。
2019.11.12 16:00
NEWSポストセブン
昨年、巨人対MLB選抜の試合で原監督(左)らと談笑する松井秀喜氏(=右。写真:時事通信フォト)
巨人に松井秀喜監督待望論 ヘッドコーチの座は空いている
 5月10日の『news zero』(日本テレビ系)で、昨年まで読売ジャイアンツの監督を務めていた高橋由伸氏がニューヨークを訪れ、ヤンキースタジアムで松井秀喜氏と対談した模様が放送された。 高橋氏が巨人に入団した1998年、24歳を迎える6年目の松井氏は初めて本塁打、打点のタイトルに輝いた。2000年、2002年にも2冠王を奪取し、チームを日本一に導いている。 先輩の松井氏が高橋氏の監督時代について「去年までの3年間の大変さを学んでみたい。学んでみたいというか聞いてみたい」と話を振ると、高橋氏が「大変だなと思っていたでしょ?」と返し、松井氏「大変だなと思っていたね」と答えた。 続けて、松井氏は「引き受けた時期が気の毒でした」とベテランが衰えて戦力の過渡期に監督を務めた高橋氏を慮った。自身の監督就任については、「現時点では考えていない」と否定したものの、未だに待望論は絶えない。野球担当記者が話す。「松井さんの監督就任は、数年前までは絶対にないと思っていましたが、最近は軟化してきている印象です。昔ならテレビのインタビューで触れられることすら嫌がっていましたから。ただ、かつての長嶋茂雄氏や高橋由伸氏のように“戦力の過渡期”に監督は務めたくないでしょう。いくら周囲が監督就任を歓迎したところで、勝てなければ叩かれるということは、松井氏自身が誰よりもよく知っている。 引退からもうすぐ7年が経ち、グランドの外から野球を見られたし、巨人の臨時コーチやヤンキースのゼネラルマネジャー特別アドバイザーという立場ではありますが、指導者経験もできた。巨人とは限らないが、いずれユニフォームを着たいという気持ちは野球人なら誰でもあるでしょう」 球団史上ワーストタイの4年連続V逸の巨人だが、今季は開幕から首位をキープ。丸佳浩など大型補強もあったが、巧みな起用法や人心掌握術など原辰徳監督の手腕も高く評価されている。「原監督がヘッドコーチの座を空けているのは、次期監督候補を据えるためでしょう。それが来季なのか、2年後なのか、3年後なのかはわからない。阿部慎之助かもしれないし、高橋由伸・前監督かもしれない。松井さんの目だって、もちろんありますよ。 松井氏が巨人からヤンキースに行く際、原監督が快く送り出したとは考えにくい。でも、それはもう過去の話。原監督も現役晩年、自分の代打に長嶋一茂を送られるなど、長嶋茂雄監督の起用法にプライドを傷つけられたこともあり、関係性が良いとは言い難かった。 しかし、長嶋監督の元で3年間ヘッドコーチとして修行し、それが今日に繋がっている。原監督も、松井さんが巨人に復帰すれば歓迎しますよ。松井さんと言えども、いきなり監督をするにはプレッシャーもあるし、勉強期間は必要。監督12年で7度の優勝、3度の日本一、WBCも制覇した球界きっての名将である原監督の元で指導者経験を積むのは理想的だと思います。いずれメジャーで指導者になるにしても、その経験は必ず生かせるはず」 60歳の原監督は今年、通算13年目の指揮となっており、次期監督を育てることも1つの課題。その候補に松井氏が指名されても、誰も異論は挟まないだろう。
2019.05.14 16:00
NEWSポストセブン
平成最後の4月30日、テレビ各局の肝入り番組の楽しみ方
平成最後の4月30日、テレビ各局の肝入り番組の楽しみ方
 お祭りムード一色で、「令和」が華々しく幕を開ける。しかも、改元にあわせて、前代未聞の10連休となるのだ。この歴史的な瞬間に、テレビ界も盛り上がりを見せる。「ネット動画の普及など、メディアの多様化で現在、地上波テレビは大きな岐路に立たされています。テレビが“娯楽の王様”だった30年前の平成改元の時とは状況がまったく違う。 このGWは行楽地に出かける人も多いでしょうけど、さすがに10日間は長すぎるので、自宅や実家でゆっくりと過ごし、テレビを観る機会も多いはずです。各局のテレビマンにとってこの10連休は、今後のテレビ界での生き残りを占う“総力戦”になりそうです」(テレビ局関係者) 昭和天皇崩御に伴う前回の改元の際には「自粛ムード」が濃く、『天皇裕仁』や『これからの皇室』などの報道系の特別番組が多かった。「今回も、天皇陛下のご退位を厳かな雰囲気で迎えた方がいいという意見もあり、各局とも“どんなトーンで番組を組むか”で悩んでいた。しかし、4月1日の新元号『令和』の発表では日本中がお祭りムードに。それを受けて、各局は明るく軽やかなトーンで特集番組を組むように舵を切りました」(テレビ誌記者) 特に各局が力を入れるのは、元号が変わるタイミングのカウントダウン番組。「『news zero』(日本テレビ系)にはマツコ・デラックスさん(46才)がゲスト出演。親友の有働由美子さん(50才)との掛け合いが楽しみの1つ。亡き妻・麻央さんの縁もあり、市川海老蔵さん(41才)が生出演するそうです」(スポーツ紙芸能記者) テレビ朝日は、羽鳥慎一(48才)司会の特番を組む。「マツコさんにゲスト出演を依頼したのですが、ミッツ・マングローブさん(44才)に決まりました。石原良純さん(57才)や長嶋一茂さん(53才)と平成を振り返るようです」(テレビ朝日関係者) TBS、フジテレビ、テレビ東京は“おなじみの顔”で勝負するようだ。「フジは約6時間半にわたる生放送『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日”令和につなぐテレビ』の総合司会にタモリさん(73才)を起用。テレ東は池上彰さん(68才)を司会に、他局よりも報道色の強い番組作りをするようです。TBSは看板アナの安住紳一郎さん(45才)と古舘伊知郎さん(64才)のコンビですが、とにかくしゃべる古舘さんを安住アナがどうコントロールするか」(前出・テレビ局関係者) 別掲したように、連休中は他にも各局、肝入りの番組が目白押し。テレビ評論家のペリー荻野さんのオススメは?「退位や即位関連番組が続きますが、そこで一休みできるのが29日放送の『もふもふモフモフ 平成最後スペシャル!』(NHK)。犬と猫のモフモフがたまらないんですけど、なにより堤真一さん(54才)のナレーションが抜群なんです。癒されますよ」 どの番組を観て過ごす?※女性セブン2019年5月9・16日号
2019.04.26 16:00
女性セブン
ロンドンブーツ1号2号
「深夜だけ攻める!」を加速、テレ朝の割り切り編成の狙い
 この4月、2018年度の視聴率「三冠王」を日本テレビが獲得したことが明らかになった。年度三冠王は5年連続。2位となったのがテレビ朝日だが、この4月から独自の戦略で日テレを猛追しようとしている。その“改革”の1つが「深夜」だ。テレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 4月第2週に入って、今春スタートの新番組が放送されはじめています。ここまで各局ともに保守的な戦略もあって、大きな反響を呼んでいるものはありませんが、ジワジワと話題になりはじめているのが、テレビ朝日の深夜番組。 まずプライム帯から、あえて深夜帯に移動させた『ロンドンハーツ』(火曜23時20分~)、『陸海空 こんなところでヤバイバル』(月曜23時20分~)、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(月曜24時20分~)は、「かつての過激な企画が戻りそう」「やっぱりこっちの時間帯のほうが合っている」などの好意的な声があがっています。 次に新番組では、今春に退職したばかりの宇賀なつみさんがお酒を飲みながらゲストをもてなす冠番組『川柳居酒屋なつみ』(火曜25時59分~)、芸能界屈指の売れっ子・バナナマンに運転のリスクを背負わせる『バナナマンのドライブスリー』(火曜24時20分~)、「今最も需要がある」と言われる千鳥がムチャなロケを連発する『テレビ千鳥』(月曜25時59分~)、「M-1王者の霜降り明星を育てよう」という意志を感じる体当たり企画『霜降りバラエティ』(木曜25時59分~)、『あの人は今!?』(日本テレビ系)の現代版を彷彿させる『いまだにファンです!』(土曜25時30分~)と、いずれも思い切ったものをスタートさせました。 プライム帯の新番組が、ファミリー層がターゲットの雑学番組『そんなコト考えた事なかったクイズ! トリニクって何の肉!?』(火曜21時~)という無難な内容だけに、なおさら攻めの姿勢を感じる深夜番組との二極化が際立って見えます。◆ドラマに加えてバラエティも深夜は攻める テレビ朝日は『ポツンと一軒家』などの成功で現在、民放各局による視聴率争いで2番手につけ、「何とかトップの日本テレビをとらえたい」という状況。「プライムタイムでは確実に視聴率を獲得したい。冒険をしたくない」という心境が透けて見えるようです。 今春、深夜帯に放送されている番組の中から、評判がよかった上に、サンドウィッチマン、弘中綾香アナ、長嶋一茂さんらの人気者が出演するなどファミリー視聴が期待できる『10万円でできるかな』(月曜20時~)、『激レアさんを連れてきた。』(土曜22時10分~)、『ザワつく!金曜日』(金曜20時57分~)をプライム帯に昇格させたことからも、その様子がうかがえます。 もともとテレビ朝日は、「プライム帯は確実に、深夜帯は攻める」という『報道ステーション』の終わる23時台を境にした番組編成を行ってきました。なかでも象徴的なのは連ドラ。プライム帯は『相棒』『科捜研の女』『遺留捜査』『特捜9』など事件モノのシリーズ作で固めて、視聴率につながりやすい中高年層の支持を獲得。一方、深夜帯では童貞と処女が対象の学園ドラマ『オトナ高校』、男性同士の純愛を描いた『おっさんずラブ』、働く気のないヒモ男が主人公の『ヒモメン』などの攻めた作品を放送してきました。 業界内外から、「目先の視聴率だけ追いかけている」「あのやり方では若者のテレビ離れを加速する」「テレビの未来を考えると看過できないダブルスタンダード」などと厳しい目を向けられることもありますが、リアリスティックな同局の戦略にブレはありません。今春の番組編成を見れば、ドラマだけでなく、バラエティでもその流れを加速化させている様子がうかがえます。◆タレントの持ち味を最大化する愛情 プライム帯はファミリー層と中高年層にターゲットを絞った番組が並び、「割り切っている」という印象がありますが、深夜帯のラインナップは魅力的。そう感じるのは、「攻めの姿勢があるから」だけでなく、「出演タレントの持ち味を最大化しよう」という愛情があるからでしょう。『川柳居酒屋なつみ』は「功労者である宇賀なつみさんの夢を叶える」というはなむけのような内容であり、『バナナマンのドライブスリー』は車の運転が好きなバナナマンの、『テレビ千鳥』は自由なロケで強みを発揮する千鳥の魅力を引き出そうとしています。 同様に、『霜降りバラエティ』は若くしてM-1王者となった霜降り明星に対する「鉄は熱いうちに打て」というメッセージ的な番組であり、『いまだにファンです!』は過去に人気を集めたタレントへのリスペクトが前提の番組。いずれも、タレントたちが他の番組では見せない生き生きとした姿を引き出しています。 同様に、あえて深夜帯に移動させた『ロンドンハーツ』『陸海空こんなところでヤバイバル』『しくじり先生 俺みたいになるな!!』も、番組を打ち切ろうとせず、「輝きを取り戻そう」という策であり、AbemaTVと連動させるなど、番組にとっても、番組ファンにとっても愛のある時間移動でした。 かつては各局ともに「深夜は攻める」のが当たり前でしたが、コンプライアンスや苦情のリスクが深夜にまで及びはじめた近年は、穏やかな番組が定番化。だからこそテレビ朝日の深夜番組は視聴者の評価が高く、思わずツイートしたくなるものが多いのでしょう。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2019.04.14 07:00
NEWSポストセブン
広瀬すずら自身の過去の写真を公開
広瀬すずら自身の過去の写真を公開
歌手で俳優のDAIGOさんのインスタグラムに女優でモデルの広瀬すずさんが登場。富士フィルムのCMで共演した俳優でタレントの石原良純さん、タレントの長嶋一茂さんとの4ショットが公開されています。https://www.instagram.com/p/BsGHcTClz1C/それそぞれ自身の写真を手にしています。着物を着こなした広瀬さんに、ファンからは「可愛い♡」と絶賛の声が寄せられています。
2019.02.20 08:43
SNSのニュースメディア Insty
長嶋一茂と松本幸四郎「カズさん」「幸ちゃん」と呼び合う仲
長嶋一茂と松本幸四郎「カズさん」「幸ちゃん」と呼び合う仲
 幼稚園から小学校、中学校までエスカレーターで一緒。父母の参加行事も多く、家族ぐるみのつきあいは珍しくない。とはいえ、この家族の親密さは特別なようで…。「今年になって、長嶋一茂さん(52才)は初めて歌舞伎を観に行ったんです。松本幸四郎さん(45才)の襲名披露公演です。一茂さんの双子の娘さんと幸四郎さんの息子・市川染五郎さん(13才)は今、同じ学校の同級生。幼稚園から一緒なのでもちろん昔からよく知る仲ですが、ここ最近さらに親しくなった感じがします」(芸能関係者) 朝の情報番組からゴールデンのバラエティー番組までひっぱりだこで、10月には冠番組『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』(テレビ朝日系)がスタートした一茂。一方の幸四郎は今年1月に37年ぶりに親子3代同時襲名を行い、息子の染五郎も「美しすぎる歌舞伎プリンス」として注目度が急上昇。お互い目まぐるしい活躍だったが、プライベートで2人は“カズさん”“幸ちゃん”と呼び合う仲だというのだ。「幸四郎さん、襲名前はずっと“染ちゃん”と呼ばれていたので、この呼び方はまだ慣れないそう(笑い)。そんなお2人の共演も今年はなぜか多かった。1月の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で幸四郎・染五郎親子が安住紳一郎アナ(45才)となじみの店を回っているところに、ゲストとして登場したのが一茂さん。染五郎さんの本名・齋(いつき)という名前から『いっくん』と呼んでいました」(テレビ局関係者) 3月に『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)、5月には『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で共演。「『THE 夜会』では、2人のお子さんが通う学校で起きた江角マキコさんの『落書き事件』に触れる場面もあって驚きました」(前出・テレビ局関係者) なぜここまで親しくなったのか。「一茂さんの長女と染五郎さんが同じクラスで仲がいいようです。お互いの家を行き来することもあるそう。幸四郎さん一家はジャイアンツファン。パパ同士話したら気も合うし、自然と家族の結びつきも強くなった。一茂さんは気が早くも“まさか将来本当の家族になっちゃったりして”なんて冗談を飛ばすほど。お互いの奥さんがしっかり者ですし、いい距離感で家族づきあいができるんでしょうね」(両家を知る学校関係者) 野球と歌舞伎の異色コラボが始まるかも。※女性セブン2019年1月1日号
2018.12.14 16:00
女性セブン
『マスコミ偽善者列伝』著者が分析する宮根、テリー、一茂
『マスコミ偽善者列伝』著者が分析する宮根、テリー、一茂
 今日もテレビを点ければ、“視聴者の代表”たるコメンテーターたちが、政治から芸能ニュースまで訳知り顔で意見を述べている。 しかし、よくよく聞いてみると、誰でも言えるような耳触りの良いコメントばかり。自分のことは棚に上げて、他人のスキャンダルに正論を吐く者も絶えない。薄型テレビをますます薄っぺらくする「偽善コメンテーター」の問題は大きい。「私は暇な老人ですから、日がなテレビに向かってるわけ。ところが、コメンテーターがまぁ酷い。『許してはいけない犯罪です』とか『今後社会全体で考えていかなければならない』とか、毒にも薬にもならん優等生的な話ばかりしている。 一番許せんのは、“偽善”に満ちた言葉が多いこと。戦争は絶対にダメだ、格差社会是正、性差別反対と、正論を並べ立てるが、話している人間はその問題の当事者でもなく、傍観者にすぎず、真剣に向き合っていない。安物の正義感ほど迷惑な偽善はない。もうこれ以上は我慢できんと思って、こんな本を出したんです」 そう話すのは、大阪大学名誉教授・加地伸行氏。加地氏の近著『マスコミ偽善者列伝』(飛鳥新社刊)は発売早々3万部のベストセラーとなっている。 同書は東洋思想研究の第一人者で保守論壇の大御所でもある加地氏が、空虚な正義感と建前論しか話さないコメンテーターを批判するエッセイである。政治家や評論家を次々と槍玉に挙げ、「そのときだけの絶対反対論者」と手厳しく批判する。〈理想国家作りの夢破れた左筋(ひだりすじ)の連中は、目的、着地点がなくなり、今や、保守政権が繰り出す政策に対して、とにかくなんでもかんでも反対と言うしか生きる道がなくなってきている。(中略)こういうご都合主義を自覚せず、つまりは矛盾に気づかず、その場その場での正義の旗を掲げている。かつては元気だった左筋の成れの果である〉 加地氏が続ける。「安保法案も秘密保護法も、成立まではあれだけ猛反対していたのに、法案通過後は途端にトーンダウンする。反対デモの連中と同じです。一点突破で主張し続ける努力や覚悟もない、高みで見物している野次馬です。 左筋ジャーナリズムは絶滅寸前ですが、その特徴はテレビのキャスターやコメンテーターたちに受け継がれています。地元の大阪では『ミヤネ屋』の宮根誠司が大人気ですが、スタジオのいろんな人に話を振って、最後に愚にも付かないまとめ意見を言うだけ。なんの具体性も説得力もない。持論を語る覚悟がないんです。 テリー伊藤に関しては、人様のスキャンダルについて上段から正論を述べていますが、言いたくはないが自分も過去に不倫を報じられているではありませんか。なぜそれをまるでなかったことにして他人のことは批判できるのでしょうか。 長嶋一茂に至っては、なんの取り柄も知識もない単なる素人にしか見えません。説得力のない『うわべだけの正論』こそ偽善であり独善。テレビを薄っぺらくする原因となっている」 長嶋といえば、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した際、日本ボクシング連盟の山根明前会長について、「正直言って、僕には悪人に見えないです。泣いたり、お茶目な部分も見え隠れしたりするし」と言いつつ、「役職に残るのは往生際が悪いと思いますよ。何かあったら腹を切ると言ってるんだから、一旦全部辞めないといけない」と責任も追及する。 何か意見を述べているようでいて、実際にはどの立場からもツッコミを受けないようにした「八方美人論評」に聞こえてしまう。※週刊ポスト2018年9月7日号
2018.08.27 11:00
週刊ポスト
一進一退が続く長嶋茂雄氏 一茂は見舞いに行かずハワイへ
一進一退が続く長嶋茂雄氏 一茂は見舞いに行かずハワイへ
 7月上旬に高熱を腹痛を訴え入院した長嶋茂雄さん(82才)。胆のうの調子が悪く、8月上旬の段階では面会謝絶の状態だったという。現在は、長嶋さんの次女であるフリーキャスターの長島三奈(50才)や長嶋さんの現役時代から運転手を務める80才になる男性Aさんが懸命の看病を続けている。 ミスターの本当の容体はいかなるものか。関係者は「一進一退が続いている」と明かす。「お盆のあたりは少し体調を持ち直し、ゼリーやおかゆが食べられるようになりました。もともと長嶋さんは食欲が旺盛でしたが、入院後はほとんど食べられなくなり“体力が落ちる”と不安でした。少しでも食欲が回復したので周囲は安堵していました」(球団関係者) だが、お盆を過ぎた18日の夜、小康を保っていた長嶋さんの状態が急激に悪化し、関係者は凍りついたという。「どうやら胆のうが悪くなったのではなく、併発した病気が原因で容体が悪化したそうです。内科だけではなく脳外科の先生も治療に加わったようで、脳に何らかの異変が生じた可能性もあります。その夜、情報を入手したスポーツ紙の巨人担当記者が大手町の読売新聞社にある巨人の球団本部に続々と集まり、何か発表があるのではと待ち構えた。しかし、実際には発表はなかった。それ以降、スポーツ紙の記者たちは“本当の回復状況を調べなくては”と、水面下で関係各所への取材に奔走しています」(テレビ局関係者) 事態が静かに進行するなか、注目されるのは長男・長嶋一茂(52才)の行動だ。一茂は、長嶋さんが危機の中、ハワイに飛び立った。「一茂さんは長嶋さんの見舞いに訪れておらず、容体については旧知の球団関係者から聞いているそうです。三奈さんから直接、聞ければ細かな病状がわかるのですが、脳梗塞で倒れて以来、長嶋さんの復帰時期などをめぐって一茂さんと三奈さんに芽生えた意見の食い違いが今も解消されていないので聞きづらいようです。リアルタイムで情報が入ってこないので、一茂さんとしては“回復の兆しがあるから日本を離れても大丈夫”という判断をしたのでは」(長嶋家の知人) 病床の父を残しハワイに向かうことについて、留守を預かる一茂の妻に話を聞くと、「主人は出張中です。(長嶋さんの)入院の連絡はいただいていると思いますが、ご存じの通り、忙しいので。主人のスケジュールは全部管理していないので、お見舞いに行ったかどうか私にはわかりません」と語るのみだった。 国民的ヒーローの容体は重大な局面を迎えている。関係者の祈りが届き、長嶋さんならきっと形勢逆転のホームランを放ってくれるはずだ。※女性セブン2018年9月6日号
2018.08.24 16:00
女性セブン

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「定年までTBSに」先輩・吉川美代子アナが期待する安住紳一郎アナのこれから
週刊ポスト
結婚を発表し、お相手を「建築会社」とした滝沢。「一般男性」とは言っていない
滝沢カレン結婚!「テラハ」出演“肉食系”ハーフモデルのどこに惹かれたのか
NEWSポストセブン
眞子さまの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室圭さんの妻・眞子さん 華やかだった4年前の「箱根・女子旅ファッション」
NEWSポストセブン
逮捕された「RYO&YUU」
公然わいせつ逮捕「RYO&YUU」、性的動画アップは「親公認」だった 22歳の女は愛知・香嵐渓で全裸に
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
NEWSポストセブン
高橋真麻
高橋真麻「おでんの卵8個食べても太らない」女性が憧れる美スタイルの理由
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