歓声かどよめきか(中京競馬場)
【4歳牝馬は27年間勝っていない】
GIになった1996年に、前年秋の福島で初勝利をあげたばかりのフラワーパークが勝っただけ。
該当馬=ソーダズリング、モズメイメイ
【1番人気馬はここ7年勝っていない】
それまでの21回で1番人気馬は5勝2着3回3着4回と、けっして堅いというわけではなかったが、7年前レッドファルクスが3着に敗れてからは、1頭も3着以内に来ていない。
該当馬=?
【C・ルメールが勝っていない】
例年ドバイ・ワールドカップデーと重なることもあって、C・ルメールが騎乗するのも2019年以来3回目なので、これは参考外。なお2着馬はすべて日本人騎手だ。
該当馬=トウシンマカオ
【横山典が勝っていない】
このレースがGIになった1996年、ビコーペガサスで2着になって以来19回騎乗していて2着2回。他の2000勝騎手はすべて勝っている。
該当馬=マテンロウオリオン
【武豊が16年間勝っていない】
お立ち台で「中京競馬場に帰ってきました」という言葉が聞けるかもしれない。
該当馬=ソーダズリング
西村淳騎手がまだGⅠを勝っていないが、ルガルがどの条件にもあてはまらない。この馬を軸に、やはりどの条件にもあてはまらない外国産馬ビクターザウィナー、マッドクール、ロータスランド。やはり当てはまる項目がなく、後顧の憂いなく逃走できるテイエムスパーダ。「勝っていない」に2項目あてはまるシャンパンカラーは「前走初ダートのフェブラリーS惨敗」というキングヘイローとの一致が不気味。芝1200mが初めてという馬もここ10年で2勝2着3回3着3回と健闘している。
【プロフィール】
東田和美(ひがしだ・かずみ)/競馬歴45年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のエンタメ・ライター。2023年の出資・所有馬は138戦22勝、うち中央の重賞4勝。愛馬絡みの馬券を闇雲に買うことさえしなければ、馬券収支は大幅プラス。