芸能

《元アイドル松本典子が告白》人気絶頂でプロ野球選手と結婚、熱狂的ファンからは『帰れ!』コールと事務所に届いた「カミソリ入り手紙」

当時17歳、デビューイベントでの松本典子

当時17歳、デビューイベントでの松本典子

 1985年、『春色のエアメール』で歌手デビュー。同期には、中山美穂、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯、本田美奈子、芳本美代子といったそうそうたる顔ぶれがズラリ。文字通りのアイドル全盛時代、華々しいスタートを切り多忙を極めるなかでは、「もうステージに立てない!」と思うほどの苦い経験もあったとか。1992年、現役アイドルとプロ野球選手との結婚は、世間を驚かせるビッグニュースに。あれから30年、ネット上には本人たちも驚きのガセ情報が出回っている!?【全3回の第2回。第1回から読む

 * * *
──アイドル時代のことも振り返らせてください。「18万325人」という歴代最多の応募者のなかから、網浜直子さんとともに「ミス・セブンティーンコンテスト」のグランプリを獲得したのが1984年。おそらく、そこから一気に生活が変わったと思います。当時の心境は?

「もう、なにがなんだか分からないという感じでしたね。とにかく、与えられたことをひとつひとつ一生懸命やらなきゃというだけで、自分のやりたいことを考える余裕もなかった。3ヵ月に1枚シングルを出すスケジュールで動いていたので、歌番組で新曲を披露しているときには、もう次のシングルやアルバム曲を録音しているような状況でした」

──プライベートの時間は?

「もう全然! です(笑)。当時のスケジュール帳は、ホントに真っ黒。それだけ忙しいと、今、自分がどこにいて、なにをしているのか分からなくなってくるんですよね。毎朝、事務所の方に『今日1日、どこでなにをするんですか?』って聞いて、あとは連れて行かれるままに移動して仕事をして、次の現場に移動して…の連続(笑)」

──デビュー曲『春色のエアメール』のリリースとほぼ同時に、シブがき隊主演の『バロー・ギャングBC』で映画にも初出演。まさに、鳴り物入りのデビューでした。ただ、この映画出演に絡んで、苦い思い出もあるそうですね。

「映画で共演させていただいたシブがき隊さんとは、当時、いろいろな現場でご一緒することが多かったのですが、ある公開放送でデビュー曲を初披露するためにステージに上がったら、シブがき隊のファンの方たちから『帰れ!』コールが……。その瞬間に固まってしまって、自分でもどう歌って、どうやってステージから降りたのか、まったく覚えてないぐらい。『もうシブがき隊さんと一緒のステージには立てない!』とまじめに思いました」

──当時のアイドルファンというのは、女性も男性も熱狂的でした。

「歌っているときに投げていただく紙テープも、普通は当たっても痛くないように芯を抜いてから投げるんです。私のときには芯が抜かれていない紙テープが、明らかに『狙って』飛んでくる。それをサッと避けながら歌ったりして(笑)。カミソリ入りの手紙も、たくさんいただきました。『いただきました』っていうのもおかしいんですけど(笑)」

関連キーワード

関連記事

トピックス

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこが自宅マンションで亡くなっていることがわかった
遠野なぎこさん死去…「絶縁状態」と言われていた親族が訃報発表に踏み切った事情 知人が明かす「ずっと気にかけていた」本当の関係
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン