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コロッケが振り返る若手時代の“とんねるず木梨憲武”「俺は時代に合わせたネタを考えた。憲武たちは自ら時代を作ってきた」

同じ時代に芸能界を生き抜いたコロッケが語る、ノリさんとは

同じ時代に芸能界を生き抜いたコロッケが語る、ノリさんとは

 芸能界の第一線で40年以上にわたって活躍を続ける「とんねるず」の“ノリさん”こと木梨憲武(62才)。2024年は、フジテレビ系ドラマ『春になったら』に主演したほか、初の本格自伝『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』を上梓するなど、幅広い活躍を見せている。木梨と仲が良い著名人たちが、“ノリさんの素顔”を語る。今回はコロッケ(64才)に話をきいた。

 コロッケがノリさんと知り合ったのは、「とんねるず」を結成するより前、素人コンビ「貴明&憲武」としてオーディション番組『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系/1980〜1986年)に出場していたときのこと。同番組にコロッケも出場しており、ライバルとして顔見知りだったという。

 ノリさんたちは「とんねるず」結成後、1982年に10週勝ち抜きでグランプリを獲得。同時期、コロッケもグランプリこそ逃すものの、6週勝ち抜きで銀賞を獲得。まさに、同じ時代、同じ出発点から羽ばたいていったのだ。

「自伝にも書かれていたけど、新宿にあったパブレストラン『昆』には、俺たち『お笑いスター誕生!!』の出演者が通っていたんだよね。そこでは、芸を披露するステージがあったから、みんな全力でふざけ合って、技を磨いていたんだ」(コロッケ・以下同)

 ノリさんは演歌歌手・山本譲二の代表曲『みちのくひとり旅』をものまねで歌い、箸やおしぼりをボケ道具に使うなどして芸を披露していたという。

 当時、東京で注目され始めた若手お笑い芸人は皆、師匠もいなければ、ネタを作ってくれる作家もいなかった。夜な夜なショーパブに集うことで、同年代と芸を磨き合ったのだという。

「そうして遊んでいた仲間が次第に成功していって、“さあ、次に行くのは誰だ?”なんて言い合っているうちに、突き抜けていったのが憲武たち『とんねるず』だったんだ」

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