本人のインスタグラムより
運営団体は「受賞しております」
コンクールの窓口を担当するNPO法人に問い合わせたところ、担当職員が「末延さんは間違いなく、ディプロマ賞を受賞しております」と断言した。
「(Instagramで公開された賞状は)間違いなく『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール』が発行した賞状です。審査委員長のフェドートフ氏と主催者であるシェルバク氏の連名のサインが入った公式のものです。
末延さんが参加されたのは、2004年に倉敷市で開催された『若い音楽家のための国際コンクール』です。1位から3位までの受賞者リストには記載はなく、詳細はモスクワに問い合わせが必要です。ただし、本コンクールは基本的に8歳から15歳を対象とした若い音楽家の育成を目指した子供のためのコンクールであり、コンクールに申し込みをし、予選を通過した本戦出場者については、ディプロマ賞をはじめとした様々な賞を与えています。
審査委員が気に入った子供がいれば、特別に審査員個人が賞を与えることもあります。末延さんも予選を通過して本戦に出場しているのですから、十分にディプロマ賞他を受け取っている可能性はあります」(NPO法人の担当職員、以下同)
末延さんが公開した賞状の画像には、「2004」とあり、彼女が2004年に開催された倉敷大会に参加したことは間違いない事実のようだ。では、なぜ2004年と2003年の取り違えが起きたのか。その背景には、倉敷大会の特別な事情が関係していそうだ。