YouTuberで第三子を公開した藤本美貴(藤本美貴公式YouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」より)
2023年3月8日配信『VOCE』の特別インタビューにおいて、ミキティは「旦那さんも私のことを説明するときにもよく『気が強い』ってよく言っていますけど、確かに強いと自分でも感じます。そういう強さがあるから、アイドル時代のハードなスケジュールにも心が折れず、子育ての大変さとか、そういういろいろなことが乗り越えられるっていうのはあるかも!?」と「気の強さが」が自分のブレない軸であると自己分析しています。
ミキティはこうも言っています。「大前提として、全ての人から好かれようという気持ちがないんですよね。合う人とうまくやれればいいと思っていて。自分と合わない人に嫌われることは、正直、あまり気にしません」。人に好かれることが目的ではなく、やりたいことを追求した先に、合う人との出会いが待っているという考えなのではないでしょうか。
格差婚が向く女性、向かない女性
相手が目上の人であっても臆せずに物を言ったり、言い返したりする人は「気が強い」と言われがちですが、この「気が強い」は、大きく2つの流派に分けられるのではないかと私は思っています。
ひとつめは「私はこうしたい」と自分を主語にした話し方をする人、もうひとつは「あなたにされたことが不快だから、やめてもらいたい」と他人からの扱いについて話す人です。前者タイプの気の強さを支えているのは「私はこれがしたい」という意志、後者の気の強さは「人に高く評価されたい、バカにされたくない」という願望から成り立っていると言えるでしょう。ミキティはYouTubeのお悩み相談でよく「よそはよそ、うちはうち」と、他人と比べることで問題を複雑化させないように言っていますから、前者タイプなのだと思います。
格差婚は前者のタイプの気の強い女性には向くと思いますが、後者には向かないのではないでしょうか。結婚生活には多少の浮き沈みがつきもので、この結婚は間違いだったかもしれないと思うことは、誰しも一度くらいあるでしょう。ミキティのように「よそはよそ、うちはうち」と言える自分軸の人は、その問題を解決することに全力を注ぎ、だめならだめで離婚すればいいと判断するタイプでしょう。しかし、後者の「人に羨ましいと思われたい、人に評価されたい」と願うタイプの気の強さを持つ人は何か問題を抱えたときに「こんな結婚生活では人にバカにされてしまう、この人のせいで私は苦労している」と相手を責めてしまうと思うからです。
求められる役割に徹し、ミキティを立てる庄司の“旦那力”
自分軸の気の強さが吉と出て、格差婚をもろともしないのがミキティだとしたら、夫の庄司さんもさりげない気配りで、格差婚を維持できる性質を持っていると言えるのかもしれません。
庄司さんは2023年5月12日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!』の特別企画「お笑い研究部」に出演、人気タレント・みちょぱさんを妻に持つが故に、バラエティ番組でヒモ呼ばわりされてしまうタレント・大倉士門さんに、どう行動すべきかをレクチャーしています。庄司さんはバラエティ番組では真実を言う必要はないという考えで、どちらがお金を出しているのかという夫婦の金銭事情を聞かれたら、「ミキティだよ」と答えることにしているそうです。