芸能

【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”

伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)

伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)

 好スタートを切ったNHK連続テレビ小説『虎に翼』。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性の実話に基づく物語で、SNSではヒロインを演じる伊藤沙莉(29)の演技力に好評が相次いでいる。伊藤は子役出身で芸歴は20年を超えているが、苦労人としても知られる。

「2005年の天海祐希さん主演の『女王の教室』(日本テレビ系列)での演技が好評を博し、一躍人気子役に。オファーが相次いだが、10代後半になると出演作も減少し、以降、苦しい時代を過ごした」(芸能ライター)

 バイトもうまくいかず、相次いでクビになったという。2021年に出版したエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』(KADOKAWA)では〈ポンコツバイト伝説〉と称し、コンビニのレジ打ち中に寝落ちしてしまったり、客が購入したパンをレンジで爆発させたなど数々の失敗を明かしている。〈もちろん毎度死ぬほど反省していたし なんでできないの!? って自暴自棄にはなっていたが、皆様の優しさに救われていた〉と本音を吐露している。

 そんな彼女の活躍を我が子のように嬉しがっている街がある。伊藤が20代前半、一人暮らしをしていた東京都世田谷区東松原の商店街だ。伊藤は商店街でも顔を知られた人物だったという。

「ここに住んでいた時、沙莉ちゃんは壁にぶつかっていたようで、商店街の喫茶店で物思いに耽ったり、夜の公園で演技練習したり。居酒屋で役者の卵の友人たちと朝まで将来について語ったこともあったと聞いています」(商店街関係者)

 当時は作品に出ても脇役が多かった。この街で過ごした時間も長かっただろうが、この商店街での時間が子役から女優への脱皮を支えたのかもしれない。

「商店街のバーで初めてモヒートを飲んだところ、お酒のおいしさに目覚めたみたいで。行きつけになって色々なお酒の味を覚えたそうです。ここで過ごした時間、経験、想いが演技に生きてくれると嬉しいですね」(同前)

※週刊ポスト2024年5月3・10日号

過去も話題に

過去も話題に


関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン