ボディを惜しげもなく披露する大家志津香(YouTubeより)
「元アイドリング!!! の朝日奈央が、同グループのデビュー曲『ガンバレ乙女(笑)』について『私たちのデビュー曲知らないですか?』と言いながら一連の振りをしながら歌い、他の共演者から『知らねーよ』と言われる前例から見ても、“不遇なアイドル時代を過ごしてきた”というのは逆に強みになる。それは、『弱っちゃうんだ』という身もふたもないタイトルでアイドルデビューした島崎和歌子や、レオタード姿でのダンス映像が使用NGとも言われる井森美幸、自分の体重をごまかして申告したことで、バンジージャンプの落下の際、頭から水没した野呂佳代といった先輩バラドルを見ても分かります。
大家も現役時、『握手会でファンの列が途切れて泣いてしまった』という逸話も持っているなど、不遇な時代のエピソーの“埋蔵量”は計り知れない。いずれにしても仕事のNG項目がほぼなく、体を張ることもできるので、活躍の幅は広い」(芸能ライター)
そこに視聴者は同情と同時に、ある種の悲哀を感じ、より親近感を持つのかもしれない。そんなアイドル枠でいえば元AKB48の某メンバーは注目株だという。
「業界関係者がこぞって絶賛するのが、2022年7月にグループを卒業した福留光帆。元テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行氏のNOBROCK TVに出演した際、彼から大喜利の才能を見抜かれていました。例えば、『「池の水抜いてみました」みたいなタイトルのクソ番組を教えてください』というお題であれば『おじいちゃんのおヘソ掃除してみた』、『「バカとブスこそ東大へ行け」みたいなことは?』に対しては『マルチ商法すすめる前に真面目に働け』といったように、およそアイドルとは思えない確度の高い回答を、事もなげに連発。まさに“第2の渋谷凪咲”と言っても過言ではないでしょう。
また卒業後、仕事がないことから地元・尼崎のスマホ修理店でバイトしていたという経歴や、趣味がボートレースで、座右の銘が“3着は流せ ”といった点もまた、掘りたいポイントです。もはや大ブレイク前夜、あとは “見つかり待ち”でしょう」(同)
現役アイドルでは、 “ゆみっきー”こと乃木坂46・弓木奈於も着実に“地肩”をつけてきた。
アルコ&ピースとのラジオ番組『沈黙の金曜日』(FM FUJI)、プログラミング番組『東京パソコンクラブ~プログラミング女子のゼロからゲーム作り~』(BSテレ東)のほか、さらに来年10周年を迎えるグループの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では毎週、前のめりで盛り上げている。
「言い換えが得意なのか、4月14日放送の『らじらー!サンデー』(NHKラジオ第1)では、オズワルド伊藤俊介と畠中悠の新しい名前を聞かれた際、『ツーブロックフェイスのサンデー中野とサタデー西村』、オリエンタルラジオの藤森慎吾は『人魚姫大戦争のゴッキーさん』と瞬時に回答。ほかにも、『怖くないオリジナル怪談』や、架空の校歌などの『即興ソング』、モノマネなど種々の武器を持っている。また裏回しや芸人に対してツッコミもできたり、ライブMCでの空間支配力など、“守備範囲”の広さは折り紙付き。『ライブでファンサをしたら父親だった』など多くのエピソードはネットニュースになりやすく、SNSとの親和性も高い。もちろん、人の垣根をつくらない親しみやすさや愛らしさも人気の理由です」(同)