マラソン大会で優勝するほどの運動神経だった
「華蓮は特に英語が得意でした。なので高校は、英語に強い私立の女子校に進学しました。将来は英語を使った仕事をしたいと言っていて、関西外大に進学したんです。成人式で久しぶりに会えると思っていたのに、突然こんなことになって。仕事が手に付かず、辛いです」(中学時代の同級生)
通っていた高校は、お嬢様学校として有名なカトリック系の私立女子校だった。同校のホームページによると、教育の特色として、生徒間や来校者との挨拶で「ごきげんよう」という言葉が使われている。礼儀作法などマナー教育にも力を入れているといい、このような環境で渡邉さんは勉学に勤しんでいた。
「華蓮さんが通っていた高校の生徒は、比較的おとなしい子が多かった印象です。それでも恋愛目的で他校の人と関係を持つ子も多く、明るい華蓮さんも他校の男子生徒とお付き合いしていました。進路とか勉強の関係で遠距離になるから別れたと聞いています。それから1年くらいで、こんなことになってしまい、当時華蓮さんと関わっていた人達もみんな悲しんでいます」(別の高校に通っていた同級生)
多くの同世代の友人らだけでなく、近隣からも愛されていた渡邉さん。親族と交流のある男性はこう話し肩を落とした。
「(華蓮さんの)おじいさんは昔、大手の物流会社で働いていて、何度か配達のとき話をしました。『30年以上働いて退職金をたくさんもらえるから孫にいっぱい使えるぞ』と嬉しそうにしていたのが印象的で孫思いのおじいさんです。今回のことが起きてしまいおじいさんはとても辛いと思います」
どんな理由であれ、かけがえのない命を無惨にも奪った西光容疑者の罪は重い。