卒業校の関係者は「社会に出てからなにが……」SNSには「最近怖い夢を見ます」
笹山容疑者は今年2月から同園に勤務し、4月からはクラス担任も任されていたという。容疑者は甲子園の常連校でもある神村学園(鹿児島県いちき串木野市)の高等部で保育科に在籍した。県内で唯一の保育科で3年間を過ごした容疑者はその後、併設の専修学校で保育士の免許を取得したばかりだった。学校の関係者は驚きを隠せない様子でこう声をひそめた。
「うちの卒業生です、はい……。笹山さんのことは当時の担任から話をうかがっております。在学中は本当に真面目で、誰にでも優しい子だったそうです。ですから私たちも今は本当に驚いている状態で……。
彼女は本校の高等部保育科に3年間通って、併設校にあたる専修学校で2年間学んで保育士の資格を取って社会に出ました。専修学校はひとクラス40人くらいなんですが、やはり同じ志を持った人が集まるということもあってか、みんな仲がいいんです。
彼女は周りの学生からも信頼されてリードする子の一人ではあったみたいです。実習などが多い科でありますから、部活動などの課外活動はやっていなかったと聞いております。やはり高校の保育科に入る時点で、すでに保育士を志している人が大半ですから、彼女もそのひとりで夢の実現を目指して熱心に勉強されていました。
優しくて人のいい子だという印象は先ほども申し上げた通りです。友達関係や家族のトラブルなど、大きな悩みも抱えていたようではなかったんです。ですから彼女を知っている人ほど『社会に出てからいったいなにがあったんだろう』と驚いている状況です……」