肉体美や格闘シーンの迫力に注目(HPより)
アニメ技術の進化でキャラが激変
約30年間という長いブランクを経た続編のメリットは、視聴者がアニメ制作の技術進化を実感できること。
今回の続編を見たアラフォー・アラフィフ世代の人々は、キン肉マンやテリーマンなどの肉体美や格闘シーンの迫力に驚くのではないでしょうか。もちろんそれは過去のアニメ『キン肉マン』を知らない世代にも訴求できるレベルであり、カッコイイ格闘系アニメとして見られるでしょう。
また、長いブランクを経た続編が成立しやすくなっている背景として挙げておきたいのが、配信プラットフォームの充実。今回の続編はNetflixでの独占配信が発表されていますが、『鬼滅の刃』のように多くのプラットフォームでの配信も可能であり、普及・浸透やビジネス面でのメリットが期待できるようになりました。さらに過去のシリーズを動画配信サービスで見てもらうことが可能になり、誰もが国民的アニメにふれやすい環境になっています。
ただ、長いブランクがある分、ブラッシュアップしなければいけないところも出てきますが、その最たるところは声優。アニメ放送スタートから約30年前の時を経ているだけに同じ声優というわけにはいきづらいのですが、アニメ好きの心をくすぐるようなキャスティングが見られます。
主人公・キン肉マンと言えば神谷明さんというイメージが定着していますが、今シリーズからは宮野真守さんが担当。一方、神谷さんは父・キン肉真弓と師匠・プリンス・カメハメの2役を担当という味のあるプロデュースが見られます。
その他でも、テリーマンに小野大輔さん、ロビンマスクに小西克幸さん、ウォーズマンに梶裕貴さん、ラーメンマンに関智一さん、ブロッケンJr.に笠間淳さん、ジェロニモに小野賢章さん、バッファローマンに安元洋貴さんなど人気声優がズラリ。さらにウルフマンをケンドーコバヤシさん、ビッグ・ザ・武道を川島明さん、ブラックホールをアイドルの宮田俊哉さんが担うなど、往年の『キン肉マン』ファン以外も気になる声優陣がそろいました。