▼スクロールで次の画像

宮本信子は女優として、そして妻として伊丹十三を支えてきた(撮影/塩原洋)

宮本信子は女優として、そして妻として伊丹十三を支えてきた(撮影/塩原洋)

夫婦で警視庁を訪ね『ミンボーの女』(1992年)の取材をした(写真/共同通信社)

夫婦で警視庁を訪ね『ミンボーの女』(1992年)の取材をした(写真/共同通信社)

次男の池内万平氏(左)と伊丹プロダクション会長の玉置泰氏(右)

次男の池内万平氏(左)と伊丹プロダクション会長の玉置泰氏(右)

大江健三郎(前列左から2人目)の小説『静かな生活』は義兄である伊丹(前列一番左)が映画化した

大江健三郎(前列左から2人目)の小説『静かな生活』は義兄である伊丹(前列一番左)が映画化した

妻であると同時に伊丹映画の顔として支えてきた宮本信子は敬意を込めて「伊丹さん」と呼ぶ

妻であると同時に伊丹映画の顔として支えてきた宮本信子は敬意を込めて「伊丹さん」と呼ぶ

「(伊丹さんは)アドリブはもちろんのこと、セリフの“てにをは”を変えるのも絶対に許さないんです」(宮本)

「(伊丹さんは)アドリブはもちろんのこと、セリフの“てにをは”を変えるのも絶対に許さないんです」(宮本)

「映画監督をするようになってからは、ともかく『自分の好きなものにやっと巡り合った』と言っていました」(宮本)

「映画監督をするようになってからは、ともかく『自分の好きなものにやっと巡り合った』と言っていました」(宮本)

「スタッフの皆さんも自分たちは『伊丹さんのお金で映画を作っているんだ』ということがわかっていたと思います」(宮本)

「スタッフの皆さんも自分たちは『伊丹さんのお金で映画を作っているんだ』ということがわかっていたと思います」(宮本)

「伊丹さんはしょっちゅう『映画で借金したり、家庭がめちゃくちゃになったりするようなことはしちゃいけない』とも話していましたね」 (宮本)

「伊丹さんはしょっちゅう『映画で借金したり、家庭がめちゃくちゃになったりするようなことはしちゃいけない』とも話していましたね」 (宮本)

『スーパーの女』(1996年)製作現場にて(時事通信フォト)

『スーパーの女』(1996年)製作現場にて(時事通信フォト)

数々の分野で類稀なる才能を発揮してきた伊丹十三さん(時事通信フォト)

数々の分野で類稀なる才能を発揮してきた伊丹十三さん(時事通信フォト)

51歳にして映画監督デビュー(写真/立木義浩)

51歳にして映画監督デビュー(写真/立木義浩)

51歳という映画監督としてはまれに見る遅咲き(写真/伊丹プロダクション)

51歳という映画監督としてはまれに見る遅咲き(写真/伊丹プロダクション)

異業種の才能が監督業に進出するのは今や珍しくないが、その先駆となったのも伊丹十三さんだった(写真/伊丹プロダクション)

異業種の才能が監督業に進出するのは今や珍しくないが、その先駆となったのも伊丹十三さんだった(写真/伊丹プロダクション)

撮影が始まった当初は、彼の手腕を見定めるような空気もあったという(写真/伊丹プロダクション)

撮影が始まった当初は、彼の手腕を見定めるような空気もあったという(写真/伊丹プロダクション)

俳優、エッセイスト、イラストレーター、テレビマンなど様々な分野で活躍(写真/伊丹プロダクション)

俳優、エッセイスト、イラストレーター、テレビマンなど様々な分野で活躍(写真/伊丹プロダクション)

「僕らからすると、配信は映画の“垂れ流し”に近いんです。洪水のように作品があって、ものすごい量の選択肢。観るほうは便利かもしれないけど、その中から選ばれなければいけない」(玉置)

「僕らからすると、配信は映画の“垂れ流し”に近いんです。洪水のように作品があって、ものすごい量の選択肢。観るほうは便利かもしれないけど、その中から選ばれなければいけない」(玉置)

「伊丹さんっていつもニコニコしながら喜んでいた気がしますね。僕は伊丹組のスタッフしか知りませんけど、彼らも間違いないなく伊丹さんの笑顔を見たい、伊丹さんが喜ぶ姿を見たいと思っていたはず」(玉置)

「伊丹さんっていつもニコニコしながら喜んでいた気がしますね。僕は伊丹組のスタッフしか知りませんけど、彼らも間違いないなく伊丹さんの笑顔を見たい、伊丹さんが喜ぶ姿を見たいと思っていたはず」(玉置)

伊丹プロダクションで社長を務める伊丹・宮本夫妻の次男・池内万平

伊丹プロダクションで社長を務める伊丹・宮本夫妻の次男・池内万平

「要は(伊丹さんは)“好奇心の人”なんでしょうね。新しいものが好きでしたし、常にいま何が起こっているのかに注目している人だったと思います」(池内)

「要は(伊丹さんは)“好奇心の人”なんでしょうね。新しいものが好きでしたし、常にいま何が起こっているのかに注目している人だったと思います」(池内)

伊丹十三記念館では、多彩な分野で活躍した伊丹十三の足跡を”13”のコーナーで紹介する(撮影/塩原洋)

伊丹十三記念館では、多彩な分野で活躍した伊丹十三の足跡を”13”のコーナーで紹介する(撮影/塩原洋)

伊丹作品第1作『お葬式』の準備稿。当初のタイトルは『別れの日』だった(撮影/塩原洋)

伊丹作品第1作『お葬式』の準備稿。当初のタイトルは『別れの日』だった(撮影/塩原洋)

台本は伊丹の手書きによって書かれている。原稿用紙の上半分のみを使う(撮影/塩原洋)

台本は伊丹の手書きによって書かれている。原稿用紙の上半分のみを使う(撮影/塩原洋)

「アヴォカード」といったユニークな伊丹流の表記も(撮影/塩原洋)

「アヴォカード」といったユニークな伊丹流の表記も(撮影/塩原洋)

伊丹本人が愛用していた金継ぎの器(撮影/塩原洋)

伊丹本人が愛用していた金継ぎの器(撮影/塩原洋)

伊丹が愛用していたカメラ実物(撮影/塩原洋)

伊丹が愛用していたカメラ実物(撮影/塩原洋)

湯河原の居宅で使われていたダイニングテーブル(撮影/塩原洋)

湯河原の居宅で使われていたダイニングテーブル(撮影/塩原洋)

伊丹は読書がライフワークだった(撮影/塩原洋)

伊丹は読書がライフワークだった(撮影/塩原洋)

テーラー「池田屋」で仕立てたチャイナ服と刺し子の半纏(撮影/塩原洋)

テーラー「池田屋」で仕立てたチャイナ服と刺し子の半纏(撮影/塩原洋)

筆記用具。年季を感じさせる(撮影/塩原洋)

筆記用具。年季を感じさせる(撮影/塩原洋)

伊丹十三記念館の中庭。建築家の中村好文氏が設計した(撮影/塩原洋)

伊丹十三記念館の中庭。建築家の中村好文氏が設計した(撮影/塩原洋)

記念館の横には伊丹の最後の愛車「ベントレー」(撮影/塩原洋)

記念館の横には伊丹の最後の愛車「ベントレー」(撮影/塩原洋)

伊丹十三記念館(愛媛県松山市東石井1丁目6番10号)

伊丹十三記念館(愛媛県松山市東石井1丁目6番10号)

多彩なキャリアや趣味を“十三”の名前にちなみ13のコーナーで紹介

多彩なキャリアや趣味を“十三”の名前にちなみ13のコーナーで紹介

1990年代からインターネットの可能性を模索していた伊丹はAppleのファン。映画の製作現場のネット配信に挑戦したことも

1990年代からインターネットの可能性を模索していた伊丹はAppleのファン。映画の製作現場のネット配信に挑戦したことも

関連記事

トピックス

お仏壇のはせがわ2代目しあわせ少女の
《おててのシワとシワを合わせて、な~む~》当時5歳の少女本人が明かしたCM出演オーディションを受けた意外な理由、思春期には「“仏壇”というあだ名で冷やかされ…」
NEWSポストセブン
『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」とは
《「ととのった〜!」誕生秘話》『サ道』作者・タナカカツキ氏が語る「日本のサウナ60年」と「ブームの変遷」
NEWSポストセブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト
薬物で何度も刑務所の中に入った田代まさし氏(68)
《志村けんさんのアドバイスも…》覚醒剤で逮捕5回の田代まさし氏、師匠・志村さんの努力によぎった絶望と「薬に近づいた瞬間」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン