芸能

《“代行謝罪”への批判にも耳を傾け、受け止める》関係者に深い愛を注ぐ座長・中山秀征の「いばらない生き方」

中丸夫妻へ激励を送った中山秀征

中丸夫妻へ激励を送った中山秀征

 若くしてブレイクして以来、長くテレビ界で活躍し続けている中山秀征(57才)。そんなヒデちゃんの“座長”としての存在感について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。

中丸夫妻への激励に拍手を送らずにはいられなかった

 8月11日、『シューイチ』(日本テレビ系)で、KAT-TUNの中丸雄一クン(40才)の謹慎について触れたのはMCの中山秀征サン(以下、ヒデちゃん)でした。

 7時45分、ヒデちゃんと岩田絵里奈アナ(28才)の挨拶後、カメラに映されたのは定位置に中丸クンの姿がないグループショット。名越康文さん(64才)や田中理恵さん(37才)らコメンテーターの皆さんの表情も曇りがちでした。

 直後、「すでに報道されている通り、今週、中丸クンはいらっしゃいません。本人の意向によりまして謹慎することになりました」と説明を始めたヒデちゃん。

 今年1月に結婚を発表した中丸クンと元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜サン(32才)は「シューイチ婚」と名付けられ、誰よりも祝福していたのはヒデちゃんだったと聞いています。

 そもそも、入社前にいろいろあった笹崎アナを迎え、彼女が心からの笑顔を取り戻せた番組が『シューイチ』。中丸クン仕切りのコーナー「まじっすか」の振りでのヒデちゃんとの掛け合いでも2人の微笑ましい関係性や明るい雰囲気が見てとれたものでした。

 だからこその、「実は先日、中丸クンと奥様の笹崎アナとお話しさせていただきました」に続くのです。

 ヒデちゃんは中丸クンが猛省していること。軽率な行動をとった責任を取り、活動休止をすること。そこに「時間をください」と言っていたと代弁。

 さらに、中丸クンが出した文書にあった、妻・笹崎アナからの「しっかり自分と向き合って」に触れ、彼女がどんな気持ちでそれを夫に送ったかを改めてフォローしたうえで、夫婦仲が悪い方向へはいかないことも示唆したのです。

 本来ならトップ候補には、パリ五輪での日本勢メダルラッシュや南海トラフ地震発生懸念、台風5号、79回目の「原爆の日」などが挙げられていたと思われます。ですが、約4分間も中丸クンと笹崎アナに時間を割いたヒデちゃん。時折カメラに映る左手の結婚指輪も含め、現在のヒデちゃんの想いが凝縮されているような中丸夫妻への激励に拍手を送らずにはいられませんでした。ホント、こういう人なんですよ、ヒデちゃんって……。

 年代によっては「お調子者の“ザ・業界人”」と捉えている視聴者の皆さんもいらっしゃるでしょう。確かに、ヒデちゃんのパブリックイメージがそんなふうだった時代はありました。

『クイズ!年の差なんて』(フジテレビ系)や『芳村真理のTVトレンディ』(テレビ東京系)の頃は、うつみ宮土理サン(81才)や芳村真理サン(89才)らお姉様らに愛される後輩タレントという印象もありましたっけ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
東京都内の映画館で流されたオンラインカジノの違法性を訴える警察庁の広報動画=東京都新宿区[警察庁提供](時事通信フォト)
《フジ社員だけじゃない》オンラインカジノ捜査に警察が示した「本気度」 次のターゲットはインフルエンサーか、280億円以上つぎ込んだ男は逮捕
NEWSポストセブン
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
参政党の神谷宗幣・代表(時事通信フォト)
《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン