国内

《横の席を空けろ!》パワハラ疑惑の斎藤元彦知事、飲み放題の店で「グラス交換制」と伝えられると不機嫌になって…営業時間外の喫茶店には「知事です」と開店を強要

斎藤元彦知事。職場外でも“知事特権”疑惑が(時事通信)

斎藤元彦知事。職場外でも“知事特権”疑惑が(時事通信)

 パワハラの疑いを告発する文書をめぐり、その動向が注目される兵庫県の斎藤元彦知事。今年に入って職員2人の死亡が確認されている。県議会が設置した「百条委員会」では8月23日、初めての証人尋問が行われ、県職員6人が出席。一連の疑惑について質問があった。そして、7月31日から同委員会が実施していた、県庁の職員を対象にしたアンケート調査の中間報告も公表されている。

 NEWSポストセブン取材班が現地を訪れると、斎藤知事のパワハラ疑惑や一連の問題については、神戸の街なかでもすでに話題になっていたようだ。市内のタクシー運転手が語る。

「1か月半くらい前かな。県庁の元職員の女性の方なんですけど、『運転手さん、もう1人亡くなったの知ってる?』と言われまして。俺知らん言うたんですが、その後、新聞で出てきたからびっくりしたんですわ。その人が言うてたのは、阪神タイガースのお金集めの件で、職員が色々苦労してたみたいだと。その人の他にも、県庁で働いてる人はパワハラの話をやっぱりされますよね」

 前出のアンケートでは、県庁職員のうち約4割が、斎藤知事のパワハラについて見聞きしたことがあったと回答していることがわかっている。現地で取材を進めると、斎藤知事は職場内のみならず外でも「知事特権」を振りかざしていたことがわかってきた。

 神戸市三宮のある飲食店には、斎藤知事が来店したことがあるという。当時接客をしたという女性店員は、「本当に嫌な部類のお客様でした」と振り返る。

「県知事さんは4人くらいを従えて1年半くらい前にこの店に来ました。飲み放題のコースを注文されていたんですが、『グラス交換制ですので』とお伝えすると、『あ、グラス交換なんだ?』『普通に持ってきてよ』と言って、不機嫌になってしまって。それが理由なのか、突然『知事だから横の席を空けろ!』とも言われました。

 その席には予約が入っていたので断ったのですが、知事は勝手に横にあった予約制の個室に入って、話し合いをしていました。周りの人たちは部下だったのかせかせかと動いていて、知事は真ん中でふんぞりかえっていた」

関連記事

トピックス

近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン