国内

【全文公開・後編】小泉進次郎氏総裁選出馬で注目 滝川クリステルが取り組む動物愛護運動への疑問点「財団の収支が不透明」「科学的根拠に乏しい主張」

進次郎氏が総裁選で勝てばファーストレディとなる滝川クリステル

ファーストレディー候補となる滝川クリステル

 小泉進次郎氏の自民党総裁選出馬によって、俄然、注目を集めるのが妻である滝川クリステル(46才)のライフワークだ。彼女の動物愛護はパフォーマンスか、それとも信念の活動か。ファーストレディー候補の言動を検証する。【前後編の後編。前編を読む

 10年近く動物愛護活動を続ける滝川の財団には、いくつもの疑問点が指摘されている。

「クリステル財団では、企業や個人から寄付を募り、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な打撃を受けた犬猫の保護団体に対して総額2000万円を支援したことを公表しています。一方で、寄附金控除の対象外という理由で寄付金には領収書を発行せず、内訳は不透明。法的に問題はないとはいえ、ホームページなどを通じて収支を公表するのが一般的とされる時代の流れとは明らかに逆行しています」(芸能関係者)

 財団では、制作費や経費を除いた売り上げを寄付に充てる名目で高価なアクセサリーを販売し、これまでに650万円以上をボルネオ保全トラスト・ジャパンに贈呈したと発表している。

「ウクライナショックなどを理由にアクセサリーの価格を段階的に値上げし、6万円台だったネックレスは今年から7万円台に跳ね上がりました。2021年に啓蒙活動の一環で、絵本などを制作するためにクラウドファンディングを行った際は、780万円を目標に掲げていましたが何をとってもセレブ志向。身銭を切って活動する人にはファッション感覚で愛護活動をやっているように映るそうです」(前出・芸能関係者)

「生涯出産回数は6回まで」

 2019年の第4次安倍改造内閣で公開された進次郎氏の資産はゼロだったが、家族分として滝川が2億9001万円の有価証券などを所有していることが開示された。

「妊娠中に高級レストランで安産を願う“ベビーシャワー”を催したり、高級ブランドのベビーカーを愛用するなど、滝川さんの金銭感覚は庶民とはかけ離れています。お子さんたちはインターナショナルスクールに通い、家庭内では日本語と英語、フランス語で会話しているそうです」(前出・芸能関係者)

 滝川の財団がいまもっとも力を入れているのが、動物愛護に関する法改正だ。2023年9月には財団のホームページやSNSを通じて、2025年に法改正のタイミングを迎える動物愛護管理法についてこう訴えた。

《今の法律では、虐待から動物を守ることができません。だからこそ5年に一度の動物愛護管理法の見直しが予定される2025年は、次の5年、より多くの動物を守るためのチャンスの年です》

 動物愛護団体の関係者が解説する。

「2019年に法改正が行われたときの環境相は進次郎氏でした。2022年には『悪質な事業者にレッドカードを突きつける』と力強く宣言し、『メスの交配は原則6才まで』、『生涯出産回数は6回まで』などの数値規制を掲げましたが、科学的根拠に乏しく海外の情勢と比べて数字に乖離があるとの指摘もありました。

 中でも、生後56日以下の子犬や子猫の販売を禁じる『8週齢規制』は滝川さんがかねて訴えてきたこと。進次郎氏が首相になれば、彼女の発言力はますます大きくなるでしょうね」

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン