【図解】危険な景色と安全な景色の見分け方
だから、電車内でもトイレに連れ込まれてわいせつ事件が起こることがあります。新幹線でもありましたし、特急電車の座席でわいせつ行為をしていたのを周りの人も認識していたのに、誰も何もできずに事件になったケースもあります。カップルかもしれませんから、声をかけられないのも無理はありません。やはりこうした場所では子どもを絶対にひとりにさせないということを徹底するしかありません。
交通機関以外でも、たとえば図書館などで親が職員と話して顔見知りになっておけば、目配りをしてくれますから、異変があったときに気づいてもらいやすくなります。職員の目があることで、そこが見えやすい場所になるのです。職員とはなるべく仲良くしておいて、できれば親が紹介するかたちで子どもと職員を引き合わせておけば、環境はさらによくなるでしょう。
子どもの車内マナーが危険を招く
私が見ていて危険だと思うのは、子どもの電車内での振る舞いです。座席の上に土足で立ったり、車内を走り回っている子がたまにいます。マナーに反した行為は、とくに夕方の時間帯は非常にリスクが大きくなります。
夕方以降の時間帯はサラリーマンなどみんなが疲れていて、ストレスがたまっています。そういうときに子どもがうるさくしていると、表立って殴ったりはしませんが、足を出してつまずかせたり、子どもの持ち物をわざと落としたりするかもしれません。