目玉をモチーフにしたカクテル
「首拾った」と聞いた父親は…
瑠奈被告が7月2日未明に「首拾った」と言い出した時点で、修被告は被害者の頭部を直接見たわけではなかったという。また、娘の言葉も半信半疑で受け止めていた。
「唐突な話でびっくりしてるのもあり、よく覚えてませんが、半信半疑というか、『そんなことないよな、でもな』と」(証人尋問での修被告の発言、以下同)
瑠奈被告の音声データも話題に上った。「殺してやる!」や「I do revenge(復讐する)」といった物騒な発言もあったが、修被告は、娘が両親に暴力を振るうことについては、「ないです」と断言した。
「(被害者と会う前から)取り乱しているときに、そういう発言がありました。実行に移すとかは思いません。具体的に我々が恐怖を感じることをされたりはしないので、気持ちの表れとして、そういうセリフがあるんだろうなと思っていました。
『生きているのが辛い』という気持ちの裏返しとして、周りを殺したいとかリベンジとか言っていたというふうに考えています」
一度興奮状態になってしまった瑠奈被告を落ち着かせるのは、大変なことだった。弁護側の主張によれば、修被告が娘が遺体の頭部を損壊するのを止めず、ただカメラで撮影していた背景には、そういった事情があるようだ。
「(遺体は)すでに損壊し終わってる状態。瓶に入ってるものをひとつひとつ展示して撮影し、最後に残ったひとつの作業を撮影する。作業を中断すると、本人の感情がコントロールできなくなる。『(損壊を)しないほうがいいんじゃないの』と言うのは難しい」