脳みそをモチーフにした杏仁豆腐なども提供されている
なぜ修被告は損壊行為に加担したのか
弁護人からは「頭部の損壊は、先延ばしにできなかった?」という質問も投げかけられた。
「もうあと目をひとつ、くり抜くだけですし、次の日に朝イチで関西に出張する予定があるので、2日近く家を空けることになる。その間に撮影する可能性はかなり高かった。
電子機器をいじるのが好きなほうではないし、損壊行為は考えただけで身の毛がよだちますが、語弊はあるかもですが、とにかく終わらせておいたほうがよろしいなと。(自分がやらないと、浩子さんがやる可能性が高くなると?)そうですね」
修被告としては、過酷な撮影作業から妻を遠ざけたかったようだ。弁護人からの尋問が終わり、手錠がかけられ法廷をあとにする修被告。その姿を横にした浩子被告の目はすでに赤く、法廷から修が消えた後、メガネを外して目元を押さえていた。
守りたかったはずの妻と法廷に立ち、夫婦は今何を思うのか──。