緊急完成報告会の様子
現在は「プロレスラー」と二刀流
それまで大作ドラマへの出演経験がなかった花屋自身にとっても女優として大きな刺激とともに挫折を味わう現場になった。
「出来上がった作品を観て、最初の感情は『なんて素晴らしいんだ』という感動の気持ちでした。ですが、それとともに『もっと出来たんじゃないか』という気持ちがわき上がってきて悔しかった。この経験を糧にもっと役に入り込める女優になりたい。
『極悪女王』の撮影後には、TBSさんの『VIVANT』に女性刑事役で出演させてもらいました。私が女優として求められているのはアクションと声の低さかなと思っています。男性的な役柄やハードな動きが求められる役柄にもどんどん挑戦していきたいです」
『極悪女王』への出演が花屋の人生に与えた影響は大きく、現在は女子プロレス団体「アイスリボン」で実際にレスラーとしても活動している。
「女子プロレスという世界に魅せられてしまったんです。作中ではセコンドにつくことが多くて私自身はプロレスシーンを演じる機会はほとんどなかったのですが、今、レスラーとして稽古をしていると剛力さんのドロップキックがいかに美しかったかがわかります。
皆さん本当に死に物狂いで特訓されたことが後になって実感できました。今後は女優とプロレスの二刀流で少しでも多くの場数を踏んでいきたいです」
多くの視聴者に衝撃を与えている『極悪女王』は、現場にいた出演者の人生にも影響を与えていたようだ。