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春の栃木大会「幸福の科学学園」がベスト8入り 元中日監督・森繁和氏の計らいで来日したドミニカ出身部員は「もともとクリスチャンだが幸福の科学のことも学んでいる」と語る

チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)

チームを引っ張るドミニカ人留学生のエミールとユニオール(筆者撮影、以下同)

 開催中の春季栃木県高等学校野球大会で、ある私立学校が快進撃をみせた。宗教法人・幸福の科学を母体とする幸福の科学学園が、ドミニカ共和国出身の2選手を擁してベスト8に進出したのだ。『永遠のPL学園』(小学館文庫)などの著書があるノンフィクションライター・柳川悠二氏がレポートする。

 * * *
 幸福の科学学園が県立の宇都宮南高校に勝利した3回戦後、4番を打つエミール・プレンサに話を聞いた。彼の父親は横浜や中日、楽天で活躍したドミンゴ・グスマンだ。

「春の大会ではまずベスト4に入って、夏は優勝して甲子園に行きたい。将来、私は日本のプロ野球に行きたい。もし行けなかったらアメリカのメジャーリーグでもいい」

 29日の準々決勝では、秋の県王者・佐野日大に4-17で敗れ、目標として口にしたベスト4には届かなかったものの、夏に向けて期待が残る結果ではあるだろう。

 守備では中堅に入り、攻撃では4番を任されるエミールは、身長190cm、体重107kgのパワーヒッター。投手としても最速145キロを誇り、同校の棚橋誠一郎監督にいわせれば「隠し球」だという。留学ビザの関係で、1年生の途中から日本にやってきたエミールだが、日本語の上達度では一緒に母国を離れたユニオール・ヌニエスが勝る。彼にも日本での夢を語ってもらった。

「僕は日本でもアメリカでもいいから、プロになりたい。憧れているのは、ドミニカ人選手ならタティス・ジュニア(パドレス)、日本人なら大谷翔平(ドジャース)です」

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