亡くなった俳優の西田敏行さん
1981年にリリースされたヒットソング『もしもピアノが弾けたなら』の頃から40年来、西田さんの付き人を務めた男性は、「ニュースを聞いて、“嘘だろ”と思った」と語る。亡くなる約1週間前──10月8日に都内で行われた『劇場版ドクターX FINAL』(12月6日公開)の完成報告会見で、西田さんがずっと椅子に座ったままだったことに驚いたという。
「元気な姿しか知らないので、“皆さんの前で座っているのか?”とショックでした。西田さんにはとてもお世話になりました。盆暮れには近況が書かれたハガキを頂いていました。
西田さんは、『仕事が終わったら飲みに行こう』みたいな方で、堺正章さんとふざけたり、即興で歌を作ったり、飲みの席を盛り上げていました。『寝なくて大丈夫?』と心配になるくらいお元気でした。ただ、奥さんには頭が上がらないようでしたね」
朗らかな人柄で、誰からも好かれた西田さん。ご冥福をお祈りします。
(了。前編から読む)