葛飾区の強盗致傷に関わったとして逮捕された本橋容疑者（本人SNSより）
首都圏で住宅を狙った強盗事件が相次いでいる。警視庁は11月5日、仲間と共謀し東京都・葛飾区の一戸建て住宅の窓ガラスを壊して民家に侵入したうえ、住人である70代男性をロープで縛り現金などを奪ったとして、強盗致傷と住居侵入の疑いで無職・本橋日尚太（ひなた）容疑者（23）を逮捕した。
事件当日2日の10時40分ころ、被害にあった民家の近隣住民からの110番通報により、現場付近にいた山内裕太容疑者（29）がすでに現行犯逮捕されており、5日逮捕された本橋容疑者は事件の共犯者とみられている。大手紙記者が解説する。
「本橋容疑者は事件の3日前にX（旧Twitter）上で『即日バイト』と検索し、見つけたアカウントにメッセージを送ったところ、秘匿性の高い通信アプリ『シグナル』に誘導され、事件の“実行役”になったということです。
その後、指示役とみられる人物から11月1日夜に葛飾区内の公園に行くように指示され、初対面の山内容疑者と合流。ふたりは指示役に『家から物を盗ってこい』と言われ、本橋容疑者はいちど拒否しましたが、『引き下がるな』と脅されて民家に侵入し強盗を行なったとされています。
犯行後に本橋容疑者は現場から逃走していましたが、4日に交際相手の女性から『彼氏が強盗に関与しているかもしれない』と都内の交番に通報があったことがきっかけとなり、逮捕に至りました」
