『徹子の部屋』にゲスト出演した藤井風(右・Xより)
ことし2月に放映50周年を迎えた、黒柳徹子(92)が司会を務めるトーク番組『徹子の部屋』。人気シンガソングライター・藤井風(28)が9月8日、同番組に初出演し、SNS上で大きな話題となっている。
藤井風が登場したことで、視聴者やファンにとって“激レア回”となったという。スポーツ紙芸能担当記者が話す。
「藤井さんは全身黒を基調とした“ワンちゃんイメージ”の奇抜なファッションで登場し、徹子さんもそれを見て思わず『わあすごい!』と連呼。トークコーナーでは『(上京するとき)親が大好きで、離れるのが寂しくて泣いた』など、普段は語らない等身大のエピソードを語っていました」
今回のオンエアが“激レア回”と言われた理由はそれだけではない。『徹子の部屋』は、ほぼ編集なしで放送され、司会進行も黒柳任せ。彼女がゲストに質問を投げかけるが、たいてい黒柳のリアクションは薄め。トークが生業のお笑い芸人にも「芸人殺し」と畏れられるほどだ。
しかし、この日の黒柳は“異例のテンション”だった。
「藤井さんが登場するやいなや、黒柳さんは『ずっと会いたかった』『この人すごいのよ』などのっけから大はしゃぎでした。どうやら、黒柳さんはもともと藤井さんのファンで、彼の活躍を知っていたようです。
その場でキーボードを取り出し、『徹子の部屋』のテーマを即興で演奏した藤井さんに対して、黒柳さんはテンション高めにショパンの曲などをリクエスト。一方の藤井さんも『初めて会った気がしない』と意気投合した様子をみせ、番組の最後に黒柳さんは『もう(番組)終わっちゃう。ありがとう、ありがとうね』と名残惜しそうに言葉を漏らした。終始、“旧知の友人”のような雰囲気で語り合っていました」(同前)
トークが盛り上がった黒柳は、番組内で藤井に「ご飯食べに行く?」と誘っていたが、オンエアから1週間後の15日、黒柳が藤井と食事デートをする様子をインスタグラムに投稿。〈社交辞令じゃなかったのか!〉とふたたびネットを沸かせた。前出とは別のスポーツ紙記者が言う。