「VISION2025」の”顔”がいなくなる
佐々木によるポスティング制度によるメジャー挑戦の表明は11月9日。すでに日本シリーズも終わっていて球界は完全にオフシーズンの時期だが、いったいなぜか。
「実はこの前日8日が、ファンクラブの有料会員の自動継続更新解除の最終日だったんです。2024年度の年会費をクレジットカードで決済した場合、8日までにファンクラブを解約しないと2025年分も自動で決済される。『VISION 2025』の最終年ですし、日本シリーズが終わって約1週間経っていたので、佐々木も残留すると思って解約しなかったファンも多かったんでしょう。せめて“自動課金”の前に佐々木のメジャー挑戦を公表すべきだったのではないか。
ファンは“球団の対応に失望した”“そんなに目先の金が欲しいならなぜ佐々木のメジャー挑戦を認めた?”などと抗議を球団側に入れたと聞きます」(同前)
2025年度の年会費は最も高いブラック会員で1万1000円、ホワイト会員で3900円と安いわけではない。球団はどう考えているのか。
球団側に問い合わせると、「ファンクラブの自動更新解除締め切り日」と「佐々木のメジャー挑戦公表日」の関連については「関連性はまったくございません」とした上で、「今回の(佐々木のメジャー挑戦の)発表は正式決定後、速やかに発表をするという方針の中で行っていました。今回の発表をうけて様々なご意見があることも承知をしています。それらを真摯に受け止め、活動を行っていきたいと思っています」(インフォメーションセンター)という回答だった。
ファンあってのプロ野球だ。