芸能

“お笑い第三者委員会”高田文夫氏の多忙な予定 宮藤官九郎の「ふてほど」な仕事ぶりをお祝いする「オール日芸寄席」仙台凱旋公演

“お笑い第三者委員会”メンバーとして多忙な日々を送る高田文夫氏(イラスト/佐野文二郎)

“お笑い第三者委員会”メンバーとして多忙な日々を送る高田文夫氏(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、“お笑い第三者委員会”メンバーとしての多忙な予定について綴る。

 * * *
“お笑い第三者委員会”としては近頃超多忙(本当を言うとナイツ塙から言われたただの“漫才協会外部理事”なんですが)。先週にひき続き私がらみの告知、お知らせで大変申し訳ありません。何ならここから先は読まなくて、ACの広告を流しておいても構わないのですが。「中山検ミャクンですっ!」(すっかり覚えちゃいました)

 私が主宰で好評を頂いております「オール日芸寄席」。イラストをご覧になればお分かりの通り今回は東京を離れ「in仙台」です。クドカンこと宮藤官九郎が昨年「不適切」にも「ほどがある」仕事ぶりでここはひとつ祝ってやろうという私の親心から“凱旋公演”です。

 イラストに「仙台(実家)」とあって汗をかくクドカンですがこれは「みんなホテル泊まってもいいけど、オレはクドカン家に泊まるから。お母さんにもあいさつしときたいから」と私からいきなり言われた時のクドカンです。「カンベンしてくださいよ。実家は母と姉がいるんですから。そんな女所帯にセンセーが泊まったら、近所の人になに言われるか。それに仙台駅からまだ駅ふたつも先で遠いんです。狩野英孝の神社の近くです」だと。

 出演は私とクドカン(太田光と大体交互に出ている。層の厚い日芸笑芸界。大先輩に三木のり平、三波伸介、ケーシー高峰ら)。レギュラーの志らく、白鳥、一之輔もズラリ顔を揃える。まさに強烈な日大タックル打線。

 小旅行に東京の人もどうですか。落語きいて旨い物食べて1泊して次の日何喰わぬ顔して出社、登校。2時間もありゃ大丈夫。4月9日(水)18時30分 トークネットホール仙台大ホール。チケットはローソン、ぴあ他。

 浪曲師のトリは60年ぶりときいて行って参りました新宿末広亭1月下席(21日より30日)。私は24日に行ったのですが若き玉川太福の人気物凄く、初日から連日普段はあけない2階まであけての超満員。トリの太福を盛りあげるため、私と同世代のベテラン勢、小遊三、米助、桃太郎。少し若くなって昇太、竹丸らがかためるのかと思いきや、勢いのある若手がズラリ次から次へで大爆笑。小痴楽、A太郎、鯉八、応援にきた玉川奈々福、坂本頼光、他団体から三遊亭兼好。全員がトリの太福を盛りあげようという気分。まさに寄席こそがチームプレーなんだとしみじみ。

 太福のトリネタこの日は浪曲『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』。あ~あ面白かった。

※週刊ポスト2025年2月14・21日号

関連記事

トピックス

優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
“アンチ”岩田さんが語る「大谷選手の最大の魅力」とは(Xより)
《“大谷翔平アンチ”が振り返る今シーズン》「日本人投手には贔屓しろよ!と…」“HR数×1kmマラソン”岩田ゆうたさん、合計2113km走覇で決断した「とんでもない新ルール」
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン