アイドル時代のそめやさん
「それまでも精神的に不安定で、体調が悪くなることを繰り返していました。当時は横になったまま起き上がれなくなり、トイレには這って行く、食べられない……という状態に。病院で薬をいただきましたが、飲んでも効かなかった。激痩せして『もう無理だな。私はこのまま逝くんだ』と人生を諦めかけました。
横になって天井を見ながら子どもの頃にいじめられた経験、芸能界のつらかった思い出などが走馬灯のように浮かんで……。悔しくて悲しくて『私の人生、何かいいことがあっただろうか』と思ったら、突然死ぬのが嫌になったんです」
芸能界で爪痕を残した桜羽さん。本来の負けず嫌いが目覚め、ギリギリまで追い込まれた自身の心を奮い立たせたのだろう。
「このままじゃ嫌だ。ここで1回死んだと思えばいい。ここから新たな人生をイチからスタートするんだ。脳(考え方)を全部変えたい! って思ったんです」