朝の挨拶は必須(関係者提供)
「残業代なしで夜通し働かされたり、とにかくひどい労働環境でした。休みの日でもグループLINEで社長に朝の挨拶をしないといけなかったり、『飲むぞ!』と急に呼び出しがあったり、プライベートの時間をほとんど持つことができませんでした。社長の車の洗車をやらされる人もいました。
自分はよく知らずに入社してしまったのですが、あとで知り合いに『あそこ(花井組)はヤクザみたいなものだから辞めたほうがいい』と言われました。給料は同業他社に比べて高いとは言えませんでしたが、社長は高級車に乗っていたり、趣味のゴルフ道具を大量に持っていたり、かなり羽振りがよさそうでした」
そんな労働環境でありながら、多くの社員が社長に心酔していたという。
「社長はよくしゃべるので、話を聞いているうちにまるで“洗脳”されたような状態になってしまう人もいるようです。社長に影響されて、彼のように体に入れ墨を彫る社員が多くいました」(前出・従業員の男性)
ネット上では、花井組と反社会的勢力の繋がりを疑う声もあるが、この元従業員の男性は、「自分が見た限り、社長自身がヤクザなわけではないと思う」と語る。