2019年参院選当時の太田氏(左は安倍晋三元首相)
太田氏側は、代理人弁護士を通じてこう回答した。
〈太田房江氏が資金提供を申し入れた、増額を申し出た、預けた、提供した、配布しようとした、持参して拒否された、現金を取り出そうとした、渡そうとした等の記述につきましては、いずれも該当する事実はなく、全くの虚偽であります。
太田氏の公認報道に接し、その活動を妨害せんとするために意図的に虚偽の事実を捏造し、貴誌を通じて流布せんとしているものと推察され、太田氏としても憤りを禁じ得ないところです。
貴誌におかれて、太田氏に対する名誉棄損行為が認められる場合には、厳正な対応を行うこととなります。
なお、一般論として、党員拡大等の目的でさまざまな働きかけが行われること自体については、なんら違法性なきものであり、ご質問においては、この点に関する誤導がなされるおそれが認められますので、念のため付言します〉
真相はどうだったのか。本誌は居酒屋会合に出席したとされる地方議員全員と、太田氏から資金提供をもちかけられたとされる複数の元代議士、太田氏の公認に反対する大阪府連会長の青山氏の話を聞いた。それぞれの証言の詳細は5月19日発売の週刊ポストで報じる。