YouTubeチャンネル『高野さんを怒らせたい。』(YouTubeより)
──今でこそ「ドッキリ王」として貫禄も出てきた高野さんですが、ドッキリ企画の原点はYouTubeチャンネル『高野さんを怒らせたい。』(登録者数39.4万人)にあるとの声もあります。
「YouTubeはコロナ禍だった2020年から俺と岸と構成作家の3人で始めました。Zoom会議をしながら面白いことを考えようとドッキリ系のYouTubeを配信していたんですけど、1年くらい経ったある日、『今日から高野さんはこの会議から出ていってもらいます』って言われて。ちょっと寂しかったんですけど、それからYouTubeの再生回数が増えていって『俺の脳みそはマジいらなかったんか』と思いましたね」
──YouTubeチャンネル『高野さんを怒らせたい。』では、「【ドッキリ】謎解きは脱出ゲームに関係無く、出口の扉が重いだけで怒らせたい」674万再生、「【ドッキリ】生配信中にマリオが進むと個人情報が出てきて怒らせたい」が505万再生と、バズりました。
「生配信中に個人情報が出てしまったときは1か月くらい着信が鳴り止みませんでした。『マリオメーカー』というゲームで作られたステージを進めていくうちに、ブロックで俺の携帯番号や住所、LINE IDが出てくるんです。生配信で3000人が視聴していたんですよ。さすがにキレそうでした」
──斬新な企画ですね……。
「もっと酷い企画があるんですよ。あいつらは俺の奥さんまで巻き込んで、俺が洗濯機に入れたパンツを奥さんが1か月間洗わないで履かせるっていう企画でダマしてきたんです。なんかいつも臭いなって確かに思ってたんですよ。じゃあ今日こそ洗おうって僕が洗おうとしたら奥さんがそのパンツだけカゴから出して、洗濯終わったカゴの中に入れて干してるふりしたりして。どんだけ必死なの」