近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)

バレー愛を綴った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)

観戦を楽しむポイントは?

 そして、何より、SVリーグは豪華(笑)! 私は毎年ファイナルを観戦しているのですが、昨年までのVリーグ時代より、映像や会場が豪華でかっこよくなりました。コートの色に工夫をする会場もあり、試合前の煽りの映像もクオリティーが高くなって、会場のボルテージが上がります。表彰式の優勝トロフィーを掲げる時も、Vリーグ時代はキラキラのテープが舞う演出でしたが、SVリーグになった今回は表彰台から違いました。黒と金の配色のオシャレな立体的表彰台で、トロフィーを掲げると、後ろから花火がバーっと出てくる(笑)!

 チームカラーのテープも舞って、まるでサッカーJリーグのトロフィーアップのような豪華な空間! 賞金も増えて、スケールアップしたな〜と感じました。ぜひ多くの方に会場に行ってほしいな〜と思うのですが、ここからはバレーの見方がもっと面白くなるポイントを紹介します。

 現代のバレーは、データを利用した数学的な戦術で駆け引きをしています。試合を見ているとついついボールを目で追ってしまうのですが、時にボールではなく、ポジションごとにどんな動きをしているのか注目してみてください。例えば、リベロとサーバー(サーブを打つ人)の駆け引き。守備専門のリベロは、レシーブの苦手な選手のところまで守備範囲を広げたり、「このサーバーはこのゾーンに打ち込む確率が高い」とデータでわかっていれば、そこをカバーしたりすることもあります。

 サーバーもそれをわかっていて、あえて逆をつくのかなど、どこに打つのかを見定めます。

 リベロはリベロで、わざと右に寄ったと見せかけて、打った瞬間左に寄ったり、前に行くかと思いきや後ろへ下がるなど、サーブを“打たせる”場所を駆け引きします。スパイクが気持ちよく決まる派手なプレーに目が行きがちですが、サーブだけ見てもたくさんの心理戦が繰り広げられているのです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
小室眞子さん第一子出産で浮上する、9月の悠仁さま「成年式」での里帰り 注目されるのは「高円宮家の三女・守谷絢子さんとの違い」
週刊ポスト
TUBEのボーカル・前田亘輝(時事通信フォト)
TUBE、6月1日ハワイでの40周年ライブがビザおりず開催危機…全額返金となると「信じられないほどの大損害」と関係者
NEWSポストセブン
ラウンドワンスタジアム千日前店で迷惑行為が発覚した(公式SNS、グラスの写真はイメージです/Xより)
「オェーッ!ペッペ!」30歳女性ライバーがグラスに放尿、嘔吐…ラウンドワンが「極めて悪質な迷惑行為」を報告も 女性ライバーは「汚いけど洗うからさ」逆ギレ狼藉
NEWSポストセブン
夏の甲子園出場に向けて危機感を表明した大阪桐蔭・西谷浩一監督(産経ビジュアル)
大阪桐蔭「12年ぶりコールド負け」は“一強時代の終焉”か 西谷浩一監督が明かした「まだまだ力が足りない」という危機感 飛ばないバットへの対応の遅れ、スカウティングの不調も
NEWSポストセブン
田中圭の“悪癖”に6年前から警告を発していた北川景子(時事通信フォト)
《永野芽郁との不倫報道で大打撃》北川景子が発していた田中圭への“警告メッセージ”、田中は「ガチのダメ出しじゃん」
週刊ポスト
TBS系連続ドラマ『キャスター』で共演していた2人(右・番組HPより)
《永野芽郁の二股疑惑報道》“嘘つかないで…”キム・ムジュンの意味深投稿に添付されていた一枚のワケあり写真「彼女の大好きなアニメキャラ」とファン指摘
NEWSポストセブン
逮捕された不動産投資会社「レーサム」創業者で元会長の田中剛容疑者
《無理やり口に…》レーサム元会長が開いた“薬物性接待パーティー”の中身、参加した国立女子大生への報酬は破格の「1日300万円」【違法薬物事件で逮捕】
週刊ポスト
2日間連続で同じブランドのイヤリングをお召しに(2025年5月20日・21日、撮影/JMPA)
《“完売”の人気ぶり》佳子さまが2日連続で着用された「5000円以下」美濃焼イヤリング  “眞子さんのセットアップ”と色を合わせる絶妙コーデも
NEWSポストセブン
話題のAIビデオチャットアプリ「Castalk(キャストーク)」
「リアルだ…!」グラビアアイドル・森咲智美と2人きりで「ふれあいタッチ」も AIアバターアプリ「Castalk」を男性記者が体験してみた
NEWSポストセブン
石川県を訪問された愛子さま(2025年5月18日、時事通信フォト)
「バッグのファスナーをすべて開けて検査」愛子さま“つきまとい騒動”で能登訪問に漂っていた“緊張感”
NEWSポストセブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さんが第1子出産》小室圭さんが母・佳代さんから受け継ぐ“おふくろの味”は「マッシュポテト」 関係者が明かす“佳代さんの意外な料理歴”とは
NEWSポストセブン
群馬県草津町の黒岩信忠町長、町長からわいせつ被害を受けたという嘘の告訴をした元町議の新井祥子被告
「ずるずるずるずる、嘘を重ねてしまいました」…草津町長への“性被害でっち上げ” 元女性町議が裁判で語った“発言がどんどん変わった理由
NEWSポストセブン