八田容疑者が事故当時に着ていたと見られるシャツなどの遺留品
「若い人が亡くなったことは申し訳ないとは思ってるよ。だけども、ニュースでは死んだ人よりももうひとりの生き残った人間の状況がどうだったとか、時効をなくしてくれとか、そういうことばっかりを言っているので、どうしたもんかなと思ってる。
時効がきたらそれはあたたかく迎えてあげるよ。実の孫だからね。ところが、時効というものを相手(被害者)の方がなくす運動をして、7年の時効をなくそうとしていると警察から聞いています。あっちはあくまでも一方的に、被害者の方の言い分でそういう運動をしている。もし生きているなら、出頭させて当時の状況の話をして、『考える余裕がなかった』『俺にはなんの得もない』『俺が事件を起こすわけがない』と、こちらの主張もさせんといかんなと思います」
遺族らは2023年9月に、八田容疑者に対して殺人と殺人未遂の両容疑で告訴状を県警に提出し、受理されている。その後、殺人罪の適用を求めて約7万7000人分の署名も提出していた。時効がなくなったいま、八田容疑者が罪から逃れることはできなくなった。雲隠れを続ける男に、警察は捜査の手を伸ばし続けている──。
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