タカラジェンヌになりたかった夢も
女優になりたいわけじゃなかった女の子が、初めてもった「夢」
──小学生になると自我も出てくると思うのですが、自分から「これをやりたい」というものはなかったんですか。
あります! 私、タカラジェンヌになりたくて。もともと女優になりたいという夢があったわけでもなく、“与えられた仕事をする”という姿勢だったんですが、初めて心がときめいたのが小学校3年生の時に見た宝塚の舞台でした。その世界観に惹き込まれ、タカラジェンヌは初めて私が抱いた「夢」でした。
──タカラジェンヌになりたいと言った時、周囲は何と?
もちろん、反対されました(笑)。すでに俳優をしているのになぜだ、とか。でも、好きだから仕方ないですよね。ただ親は私の夢を追わせてくれて、実は小学校高学年から宝塚専門のスクールに通っていたんですよ。バレエ、日本舞踊、声楽など、週3でレッスンを受けさせてもらい、それにはすごく感謝しています。