麻辣湯を中心としたメニューが大人気だ(Instagramより)
飲食店における衛生管理の問題は近年、SNSを通じてたびたび話題になっている。たとえば牛丼チェーン「すき家」では今年、みそ汁にネズミの死骸が混入し、発生から約2か月後に公表するという騒動があった。また、焼肉食べ放題が売りの外食チェーン「焼肉きんぐ」では、泥酔客が店から貰ったゴミ袋をテーブルに広げて嘔吐し続けたということが問題視された。
「『すき家』にしろ『焼肉きんぐ』にしろ、店側の対応が問題視される部分も大きかった。今回の『楊國福』の床で牛骨叩き割り疑惑に関しては、もしかしたら廃棄するために牛骨を割っていたのかもしれませんが……廃棄物であろうと飲食スペースから見える場所で作業を行ったことには落ち度があるかもしれません」(前出・飲食チェーンに詳しいライター)
NEWSポストセブンが取材を進めると、動画が撮影された『楊國福』の店舗は中国の本社と直接フランチャイズ契約を結ぶ、名古屋市内の店舗であると判明。日本で多くの『楊國福』店舗を展開するチェーンとは違う運営母体だった。動画の現場となった名古屋市内の店舗のオーナーに電話をかけると、憔悴した様子で取材に応じた。