芸能
2025.07.11 06:58
週刊ポスト
【演芸写真家・橘蓮二氏が見た名人たちの姿】佇まいだけで客を酔わせる古今亭志ん朝「仕草がいちいちカッコいい。お茶を飲んでるだけでも、華がある」
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【古今亭志ん朝】橘氏は〈ちょっとした仕草のどこを撮っても一枚の絵画になった〉と振り返る。1995年から演芸写真を撮る橘氏は、2001年に63歳で亡くなるまでの志ん朝の姿をカメラに収めた

【五代目柳家小さん】志ん朝の逝去から7か月、2002年に亡くなった晩年の小さんを収めた貴重な一枚。橘氏は1995年5月上席の楽屋入り初日に見た〈根多帳を捲る神々しいまでの〉姿を記憶している。向かいに座るのは孫の柳家花緑

【柳家小三治】演芸写真を撮り始めた頃、橘氏が紙焼きの写真を渡すと、小三治は「合格」と声をかけた。晩年は「まくらの小三治」と言われ、橘氏も「超一流エッセイスト」と振り返る

【立川談志】橘氏は楽屋で聞いた談志の言葉の中で「俺は落語家やってんじゃねえ。落語使って立川談志やってんだ」という一言が心に残っている。写真集では〈談志という宇宙〉と評した
