ビジネス

《創業54年中華料理店「生香園」本館が8月末で閉店》『料理の鉄人』周富輝氏が「俺はいい加減な人間じゃない」明かした営業終了の“意外な理由”【食品偽装疑惑から1年】

人気中華料理店『生香園』の本館が閉店することがわかった

人気中華料理店『生香園』の本館が閉店することがわかった

《2025年8月末をもちまして閉店する運びになりましたのでお知らせします》店頭には1枚の張り紙にそう書かれていた──。『料理の鉄人』(フジテレビ系)、『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)など、テレビで活躍した周富徳さん(享年71)の弟・周富輝氏(74)がオーナーシェフを務める人気中華料理店『生香園』の本館が閉店するという。

 横浜中華街からほど近い馬車道にある『生香園』の本館。1971年の創業で、広東料理の名店として知られる同店は、連日多くの客で賑わい、近くには系列の新館もオープンしている。

 同店のオーナーシェフを務める富輝氏は横浜で生まれ、父の経営する『生香園』で修業を積み重ねた。そんな彼を一躍有名にしたのが、1990年代に放送された人気バラエティー番組『浅草橋ヤング洋品店』だった。当時の勢いをテレビ局関係者が語る。

「富輝さんは、兄の富徳さんのブレイクがきっかけで、頻繁に番組に出演するようになりました。富輝氏はプロの料理人である上に卓越した話術で人気タレントとなり、1993年からは長者番付の常連となりました。しかし、1997年から3年間にわたり、伝票を調理場で燃やすなど、売り上げの一部を除外していたそうで、2001年に法人税約4700万円を脱税したとして有罪判決を受けました」

 NEWSポストセブンは昨年、『生香園』本館で10年以上前から行われていたという食品偽装疑惑について、元従業員が告発した調理場での実態を報じている。元従業員は取材に対して、苦しい心のうちを明かしていた。

「高級食材の『蟹の卵』を『ニワトリの卵』に、『うずらの挽肉』には『豚の挽肉』を使用していました。高価なメニューほど安価な代用食材を使用することで、利幅を大きくしていた。胸を張って自分のことを『料理人』とは言えませんでした」

 一方、富輝氏は食品偽装疑惑について、「(ほとんど)出ないメニューは売り切れにしている」、「コックが(食材が)ない時にやっちゃったみたい」と、一部のメニューについては調理場の料理人が勝手に忖度して別食材を使用したこがあったと説明。現在は該当するオーダーを断り、客の要望によっては別の食材で代用することもあると語っていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン